副業転売の壁:なぜプラットフォームなしでは難しいのか?
メルカリは、続々と示される規制の厳しさがあり、いつ販売できなくなるのではないかと言った不安があります。
また、Amazonでは顧客有利な姿勢から理不尽な返品などのコスト負担を強いられます。
であるなら、プラットフォームなしで転売せどりできないかと1度は考えるものですよね。
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結論、ですがプラットフォームなしの転売せどりはできなくありませんが、非常に難易度が高いです。
先ず何より集客に苦戦します。
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これはリアルな客商売と同じです。
ショッピングモールや駅前の駅ビルにて高いテナント料を払ってでも店舗を開業した方が、人通りを確保できますよね。駅から離れて安い賃料だからと借りて開業しても、先ずは「人が歩いていない!」となって集客に大変苦労します。
ただ、テナントに入るという事は、めんどくさい事や理不尽な事でも管理会社の指示する事に従わなくてはなりません。
まぁ、プラットフォームを使うのも同じ事ではないでしょうか。
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勿論プラットフォームを使わずに行う方法もあります。
プラットフォームを使わない転売せどり
自社のECサイトを作る
- 自社のオンラインショップを構築し、販売する商品を掲載します。ECサイト作成ツールを使うことで、カスタマイズしたショップを簡単に立ち上げることができます。
- メリットとして手数料がかからず、ブランディングやマーケティングの自由度が高い。
フリーマーケットやイベントで販売
- 地元のフリーマーケットやイベント、展示会などで直接顧客に商品を販売する方法。
- メリットは、対面での販売なので信頼を築きやすく、即時現金化が可能。
SNSを活用した販売
- InstagramやFacebook、X(旧Twitter)などのSNSを使って商品を宣伝し、DMなどで直接やり取りして販売する方法です。
- メリットとして広範なユーザー層にアプローチでき、手数料なしで直接取引が可能。
リアル店舗に卸す
- 商品を地元の店舗や専門店に直接卸す方法もあります。中古品を扱うリサイクルショップやアンティーク店と提携するのも一つの手です。
- メリットとして長期的な取引関係を築ける可能性があり、安定した販売ルートを確保できます。
ただ、いずれにしてもスマホ1台で簡単に出品して配送できるプラットフォーム機能のようにはいきません。また、集客する活動が必須です。
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プラットフォームがもたらす集客力は壮大
限られた時間や資金での副業転売において、やはりプラットフォームを使わざる負えません。
その理由は以下の通りです。
集客力の強さ
- プラットフォームが持つ大規模なユーザー基盤により、個人で集客する必要がありません。メルカリやAmazonなどは、何百万ものユーザーが日々訪れ、商品を探しています。これにより、自分で広告を出す手間が省けます。
- 信頼性と認知度が高いため、新規の顧客も安心して商品を購入します。個人で販売すると、購入者が信用するまでに時間がかかることがあります。
販売の手間が削減される
- プラットフォームは、決済、配送、顧客対応のサポートを一括で提供してくれます。個人で行う場合、これらをすべて自分で管理しなければならず、時間やコストが増大します。
- 決済の安全性が保証されているため、詐欺などのリスクを軽減できます。個人間取引では、詐欺やトラブルが発生するリスクが高まります。
販売の効率化
- メルカリやAmazonなどのプラットフォームには、在庫管理システムや売上分析ツールが揃っており、これらを利用して効率的に販売を行えます。個人でこれらのシステムを整えるのは、コストと技術的なハードルが高いです。
- プラットフォームは、SEOや広告などのマーケティング機能も持っているため、商品が検索されやすく、売れやすい環境が整っています。
スケーラビリティ
- プラットフォームを使えば、規模を拡大しやすいです。販売数が増えても、プラットフォームが自動的に対応してくれるため、1人でも大規模な販売を維持できます。
- 国際的な市場にアクセスできる場合も多く、国内だけでなく、海外への販売も容易です。自社サイトや個人販売で同様の規模を目指すのは非常に難しいです。
安心感とサポート体制
- プラットフォームには、トラブル解決のためのカスタマーサポートや規約が整備されており、問題が発生した際に頼れるサポートが受けられます。個人間の取引では、これらのサポートを自分で行う必要があります。
費用対効果
- プラットフォームの手数料はかかるものの、それに見合った集客力や利便性を提供してくれるため、費用対効果が高いと考えられます。広告費やウェブサイトの管理費用を考慮すると、個人での運営は高くつくことが多いです。
これらの理由から、転売を副業として行う際には、手軽さや効率性を求めてプラットフォームを活用することが現実的な選択肢になります。
もちろん、時間やリソースがある場合は、自分で独自のルートを開拓するのも一つの方法ですが、多くの場合、プラットフォームを利用するほうが利益を得やすいと結論になるでしょう。
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プラットフォームの規制や顧客有利の姿勢はセーラー側にとって不服でしかないでしょう。
ですが、商売人に徹して考えるようにして割切るしかありません。
リスクもありますので、その対策は必要です。
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