健康寿命も延びている?!
日本人の平均寿命が延びているとは聞きますが、長生きしても1日中ベットに寝ているのは辛いと思います。
健康寿命も延びているのでしょうか?
調べてみました~!
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結論、健康寿命も延びています。
ただし、平均寿命の伸びに比べて、健康寿命の延びは緩やか。その為、健康でない期間(平均寿命と健康寿命の差)が意外と長いのが現状です。
健康寿命の動向
日本では、国全体で健康寿命を延ばす取り組みが行われており、実際に少しずつではありますが、健康寿命も向上しています。
- 2010年から2019年にかけて、健康寿命は約2〜3年程度延びています。
- 具体的には、2010年の健康寿命は男性が約70.42歳、女性が約73.62歳でしたが、2019年には男性が72.68歳、女性が75.38歳に延びました。
平均寿命との差
平均寿命自体も同じ期間に延びているため、平均寿命と健康寿命の差は依然として存在します。
- 2019年のデータでは、男性の平均寿命は81.64歳、女性は87.69歳です。
- そのため、男性は約9年、女性は約12年の間、介護や医療が必要になる可能性があります。
この差を縮めるためには、生活習慣の改善や予防医療、リハビリテーション、介護の質の向上などが重要な課題となっています。
政策と取り組み
日本政府や地方自治体は、健康寿命をさらに延ばすための施策として、次のような取り組みを推進しています。
- 予防医療の強化(生活習慣病の予防、がん検診の推進)
- 運動や栄養に関する教育
- メンタルヘルスケアや孤立防止のためのコミュニティ活動の支援
- 高齢者向けのリハビリや介護サービスの質の向上
これらの取り組みが進むことで、今後も健康寿命のさらなる延びが期待されています。
生涯寿命と健康寿命の差
生涯寿命と健康寿命は、人の寿命に関する異なる概念です。
生涯寿命(平均寿命)
生涯寿命、または平均寿命とは、生まれてから何歳まで生きるかの期待値を示すもので、国や地域、性別などによって異なります。これには、健康な期間と病気や障害などで介護が必要な期間の両方が含まれます。
- 日本の平均寿命(2023年)
- 男性:約81.64歳
- 女性:約87.69歳
健康寿命
健康寿命は、日常生活に支障をきたさず、介護を必要とせずに自立して生活できる期間のことです。
つまり、元気に過ごせる期間です。
平均寿命との差は、健康でない期間、つまり病気や障害によって支援や介護が必要な期間を表します。
- 日本の健康寿命(2023年)
- 男性:約72.68歳
- 女性:約75.38歳
生涯寿命と健康寿命の差
この差が大きいほど、介護や医療が必要な期間が長くなります。
例えば、日本の男性の場合、平均寿命が81.64歳で、健康寿命が72.68歳なので、約9年が健康を損ねている期間になります。女性の場合は、約12年の差があります。
生涯寿命と健康寿命の差を縮め、健康で過ごす期間を長くしたいものです。
40代、50代が、健康寿命を延ばすには何をする?
40代、50代は、健康寿命を延ばすための大切な時期です。
この時期に意識して実践することで、将来の健康状態が大きく影響されます。
では、健康寿命を延ばすために心がけるには何をすべきでしょうか。
バランスの取れた食事
- 栄養素の摂取を意識する
食生活は健康に大きな影響を与えます。野菜や果物、魚、全粒穀物をバランスよく摂取し、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質を十分に取り入れることが大切です。 - 過度な加工食品を避ける
高塩分や高脂肪、高糖質の食品を控え、自然で質の良い食品を選ぶようにしましょう。 - 適度なタンパク質摂取
筋肉量の減少を防ぐために、良質なタンパク質を積極的に摂ることが大切です。魚や鶏肉、豆類、卵などを取り入れましょう。
定期的な運動
- 有酸素運動
週に150分程度のウォーキングや水泳、サイクリングなどの有酸素運動を行うことで、心肺機能を維持し、体脂肪の増加を防ぐことができます。 - 筋力トレーニング
筋力低下を防ぎ、骨密度を維持するためにも、定期的な筋トレ(体重を使ったエクササイズや軽いダンベル)を取り入れると良いです。 - 柔軟性とバランスの向上
ヨガやストレッチ、バランスエクササイズは、怪我の予防や姿勢の改善に役立ちます。
十分な睡眠
- 質の良い睡眠を確保
7〜8時間の質の良い睡眠は、身体の修復やホルモンバランスの維持に重要です。寝る前のスマホやカフェインの摂取を避け、リラックスできる環境を整えましょう。
ストレス管理
- メンタルヘルスケア
ストレスは免疫機能の低下や病気のリスクを高めます。マインドフルネスや瞑想、趣味に没頭する時間を作り、ストレスをコントロールすることが大切です。 - 人とのつながりを大切にする
友人や家族との良好な関係は、心の健康を保つために重要です。孤立感や孤独を感じないように積極的にコミュニケーションを取ることも必要です。
定期的な健康チェック
- 健康診断や検査を定期的に受ける
40代、50代は生活習慣病やがん、心臓病などのリスクが高くなる年代です。定期的な健康診断やがん検診を受けることで、早期発見・早期治療が可能になります。 - 血圧や血糖値、コレステロールの管理
これらの数値を定期的に確認し、異常があれば早めに対策を取りましょう。
適度なアルコールと禁煙
- アルコールを控えめに
適度なアルコールの摂取は健康に良い影響を与えることもありますが、過度な飲酒は健康に悪影響を及ぼします。飲酒は適度に抑えることが大切です。 - 禁煙
喫煙は健康に対する最も大きなリスクの一つです。もし喫煙している場合は、禁煙を検討することで健康寿命を大きく延ばすことができます。
脳の活性化
- 新しいスキルや知識の習得
読書や学習、パズルや新しい趣味を始めることは、脳を活性化させ、認知機能の低下を防ぐことができます。 - 社会活動に参加する
ボランティアやコミュニティ活動に参加することで、精神的な充実感や社会的つながりを持ち続けることが脳にも良い影響を与えます。
まとめ
「当たり前の事で良く聞くよ」と言われる言葉から以下もしれません。
しかし、知っているのと実践しているでは全く別物です。
20代、30代の時に「あ~しておけば良かった」と考えても今40代、50代になってしまった今ではできません。
60代、70代になった時に後悔しないように無理しない程度で初めてみるのは如何でしょうか。
心身のバランスを大切にし、健康診断を活用して早めに異常を発見・対処することが、健康寿命を延ばすために重要です。
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