40代の考え方
40代、50代の昭和生まれの考え方と今の20代の人たちでは違って当然です。
とは言え、そう簡単な事ではありません。
部下や新入社員の指導している人を多く見かけます。
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単に口先だけでは伝わらない事もあり、その考え方を受け入れるか否かは別として理解しておく事は大事なのではないでしょうか。
40代と20代とのギャップあれこれ
40代が考える4200代以降とのギャップは、価値観、生活スタイル、仕事観などにおいて現れることが多いです。
代表的なギャップの以下のような事があります。
キャリア観・仕事の価値観
- 20代:スキルアップや自分らしい働き方を求め、転職や自己実現を重視する傾向があります。働く目的を「生活のため」よりも「自己実現」や「挑戦」へシフトさせています。
- 40代以降:安定や役職、責任のあるポジションを重視することが多く、「今いる場所でいかに成果を出すか」「長期的な安定」を考える傾向が強いです。
テクノロジーやSNSの捉え方
- 20代:SNSや新しいデジタルツールは当たり前の存在で、情報収集や自己表現に欠かせないもの。仕事でもチャットツールやSNSを積極的に活用します。
- 40代以降:SNSやテクノロジーに慣れていないケースもあり、必要性を感じても使い方がつかめず距離を置くことがあります。「直接会って話す」ことや「電話」でのコミュニケーションを好む傾向があるため、デジタルツールへのギャップを感じやすいです。
ライフスタイルの変化と価値観の違い
- 20代:フレキシブルなライフスタイルや、自由な働き方、ワークライフバランスを重視します。所有よりもシェアや体験を重視し、車や家に執着しない人も増えています。
- 40代以降:ライフスタイルに「安定」や「所有」を重視する傾向があり、特に車や家の購入などの大きな買い物を経済的な成功とする場合もあります。
将来の見通し・安心の考え方
- 20代:将来の漠然とした不安はあるものの、「いまを楽しむ」ことを重視し、貯金や老後の備えを優先しない傾向があります。また、副業や投資、起業などで収入源を増やすことに積極的です。
- 40代以降:老後の安心や安定を重視し、資産の構築や退職後の生活を視野に入れています。現実的なプランに基づいた生活や、安定した資産形成に関心が強いです。
人間関係の構築と維持
- 20代:人間関係の広がりよりも「自分と合う人」とのつながりを大切にし、少数の深い関係を築こうとする傾向があります。SNSでの関係も、リアルと同様に大事にする人が多いです。
- 40代以降:仕事や社会的立場でのつながりや、長年の友人との関係を維持することに重きを置き、リアルなつながりや家族・親戚との関係を大切にする傾向があります。
健康・美容への意識の違い
- 20代:若さがあるため健康への意識は低めで、多少の無理ができると考えがちです。健康を意識する場合も、美容や見た目のためが多く、急激なダイエットや美容トレンドに影響されることが多いです。
- 40代以降:実際に健康に影響が出やすい年代であるため、健康を意識した生活や、定期的な健康診断、運動などを重視し始める人が多いです。
こうしたギャップは、個人の価値観や生活背景によっても違いがあるため、すべての人に当てはまるわけではありませんが、世代ごとに感じやすいポイントとして意識されることが多いです。
「20代訳わからん!」と言われ40代の方もいるかと思います。
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ですが、そんな40代の人たちは60代~70代の方ともギャップはあるものです。
60代、70代が考える40代とのギャップ
60代、70代が考える40代とのギャップは、価値観やライフスタイル、仕事観、健康意識などで目立ちます。
代表的なギャップの以下のような事があります。
仕事観と働き方に対する考え方
- 60代、70代:仕事に対して「我慢」や「責任」を重んじる価値観が強く、定年まで働き続けることが多くの人にとって当然のこととされています。安定した企業での長期間の勤続を重視し、「一つの会社で成長していく」ことを良しとする傾向が強いです。
- 40代:キャリアの中で転職やキャリアアップを通じて自己実現を図りたいと考える人が増えています。副業やリモートワークなど、柔軟な働き方を求め、必要に応じて転職やキャリアの再構築に前向きです。
家庭や家族に対する価値観の違い
- 60代、70代:家族を中心に生活を築くことが大切で、家族のために働き、家族とともに過ごす時間を重視します。また、親としての役割や孫との関わりなど、家族全体を支えることを優先する考えが根強いです。
- 40代:家族も大事にする一方で、自分の趣味や自己投資にも時間とお金をかける傾向があります。また、夫婦共働きが一般的となり、パートナーシップにおいてもより対等な役割分担を目指す考えが増えています。
老後やお金に対する考え方
- 60代、70代:老後はできるだけ安定して過ごしたいという思いが強く、現役時代から堅実な貯蓄や年金制度への依存が基本です。また、資産形成も「貯金」が中心で、リスクのある投資は避ける傾向があります。
- 40代:老後を意識しつつも「今」を楽しむことも大切にしているため、ある程度のリスクを伴う投資(株式や不動産投資など)を取り入れる人が増えています。また、年金に頼らず自分で収入源を確保する方法を模索する人も多いです。
健康意識と予防意識の違い
- 60代、70代:すでに健康に問題が現れやすい年代であるため、体調管理や予防医療が生活の一部となり、定期的な健康診断や運動を欠かさない傾向があります。自然治癒力や東洋医学など、できるだけ身体に負担の少ない方法を求めることもあります。
- 40代:まだ体力に余裕があるため、「いずれは健康に気をつけなければ」と思いつつ、健康の維持を積極的に意識している人もいれば、そこまで意識していない人も多いです。運動や食事に気をつける人もいますが、60代以降ほど深刻に考える人は少ない傾向です。
デジタル技術やSNSに対する価値観
- 60代、70代:デジタル技術やSNSには比較的慎重な姿勢で、「使いこなすのが難しい」「必要性がわからない」と感じる人も多く、リアルなコミュニケーションを重視します。
- 40代:デジタル技術には慣れがあるものの、若年層に比べるとSNSへの関心は高くなく、活用に対して実用的な範囲で利用する傾向があります。仕事や生活の効率化にデジタルツールを活用することには抵抗が少ないです。
人間関係の広がりと友人関係への考え方
- 60代、70代:長年の友人や家族との関係が大切であり、新しい人間関係を広げるよりも、長い付き合いを重視する傾向が強いです。趣味や地域コミュニティでのつながりも大切にし、安定した関係を維持します。
- 40代:友人関係も大切にしつつ、仕事やプライベートで新しい人脈を築くことにも前向きで、多様な関係性を求めることが多いです。趣味や学びの場を通じた新しいつながりを持つことに積極的です。
このように、40代と60代、70代との間では、年齢による体力や社会的立場、人生経験の違いによって価値観やライフスタイルにギャップが生じることが少なくありません。
単に年代別だけの比較ですので当てはまるか否かは人それぞれかと思います。
男女の違い、都市部か地方か、現状の違いなど多岐に渡り違いがありますからね。
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これからの時代は更に多様化していくと言われているので、このような単純な話ですら違いがあるので、もっと複雑に相違していく事でしょう。
ますます人とのコミュニケーションが難しくなるように思われます。
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