転売せどりビジネスの落とし穴

副業・転売せどり

転売せどりは再現性高い垣根の低いビジネス

転売せどりは、誰にでも簡単に参加できるビジネスモデルです。

「品物を仕入れて売る!」

それだけのシンプルな構造だからです。

その上、今はネット環境が整ってますので参加するのに複雑な手続きや面倒な準備に多くの労力や時間を費やす心配がありません。

ヤフオクやメルカリは簡単に登録ができて、すぐに出品できます。

出品し購入されたら発送方法も用意されてますので、それに従えば容易にできます。

後は購入者が受取り連絡を待ち、連絡を受けたら終了する事でお金が入ります。

勿論、副業として行っていくには「継続して作業する必要があります

これは誰にでもできる事ではないので、参入はできますが、継続して収入が得られるかは別問題です。

結構地味なコツコツ型のビジネスですので、性格や生活スタイルによって向き不向きはあるかと思います。

とは言え、副業を始める方の多くの方が経験されるビジネスかと思います。

気になる点として[転売や転売ヤー]と言った単語が悪いイメージを持たれる方も少なくないでしょう。

これは一時期のマスクの買い占めや人気チケットの転売目的でも購入し販売されているからだと思います。

小さく目立たないように行っていればこれほど社会に騒がれる事なかったでしょう。

転売せどりは合法であり、何も後ろめたい事業ではなりません。

スーパーは市場や農家さんから品物を購入し、消費者へ販売しているのと何も変わりありません。

勿論販売価格には配送料、人件費、利益等を加えまてますよね。

それをあくどいと責め人はいないでしょう。

ただ、そんな簡単に始められるビジネスにもデメリット、課題、落とし穴はあります。

転売せどりの落とし穴

落とし穴になるのは、大きく2つの点にあります。

1,購入者

2、プラットフォーム

この2者です。

今回は主だって2のプラットフォームについて取り上げて行きます。

プラットフォームとは、Amazon、メルカリ、ヤフオクなどです。

他にもラクマのようなプラットフォームもあります。

因みにラクマは言わずと知れた楽天グループであり使えれば非常に魅力的です。

ただ、使えたら・・・です。

購入希望者は事前に購入申請する機能などは使いようによっては非常にありがたい機能です。

そんな機能があるラクマですが、大きなネックが先ずは参加者が少ない事です。

出品しても全く反応がない事も珍しくありません。

結果的に3番目、4番目に使うプラットフォームとなっていると思われます。

私の経験からですと偽ブランド出品への対応が非常に甘いです。

ラクマでは偽物が横行していると言われる方も少なくないですが、理解できます。

実際私が購入したデニムがほぼ偽物でした。

なぜほぼかと言えば、本物かの調査を依頼していないからです。

私は受取後、知人に指摘され偽物とわかりラクマへ問い合わせしました。

偽ブランドはより厳しい対応がされる考えてましたので、安心してましたが・・・

ラクマの回答は驚くものでした。

「受取連絡後では一切何もできません」との事でした。

確かに現金を払った後なので面倒なのはわかりますが、偽物を販売したのだから追及するものではないでしょうか。

その上、その出品者のアカウントへのペナルティーもなしです。

これでは偽物が横行するし、ブランド物を買う気になりません。

必然的に参加者が伸びないのは無理もないです。

Amazonの怖いところ

Amazonはメルカリやヤフオクと違い少々手続きが面倒です。

FBA にて大口契約をすると毎月費用が発生します。

手数料も商品により違いますが、高いです。

ただ良いところは、出品者は倉庫へ品物を送れば後は納品手続き、クレーム対応まで全て行ってくれます。

これは非常に便利であり、顧客対応したくない人にはありがたい機能です。

ただ、Amazonはセラーにとって本当に怖いです。

マーケットが大きいからか、非常に強気です。

出品者への接し方は厳しいです。

多少日本Amazonと北米Amazon(Amazon、COM)とは違うかもしれませんが、どちらも厳しいです。

具体的には、

1、購入者視点であり、購入者都合であっても出品者に責任を負わせる

2、Amazon内での粗相であってもAmazonの言い分で片づける

などがあります。

新品商品を販売した後、「やっぱり気に入らない」「イメージと違った」等はあるかと思います。

開封しても綺麗に戻してもらえれば再販売できます。

ですが、外箱を破損、実際に使用、パーツ紛失など再販売できな状態で戻されます。

販売できませんので送り返すか、破棄しかありません。

全ての費用は出品者持ちです。

もっと怖いのは出品者にとって一番大事なのは自身のアカウントです。

そのアカウントが脅かされる事があります。

問題なく販売していた商品が突然「規制に抵触する」、「以前販売した商品が規則違反品であった」と突発的にメールが来て即時対応しないとアカウント停止もありえると脅かされます。

実際アカウントが停止されるとどうなるか?

売掛金も商品も没収されるようです。

1か月に400万円稼いだ人がアカウント停止になった事例もあると聞いた事があります。

これは非常に怖いです。

販売数を増やしてもその心配から抜け出せません。

ビジネスを行う上で非常に高いリスクです。

メルカリの問題

別ので記事を書いてますので簡潔にします。

参加者が急激に増えている事でマーケットが広がってます。

それは良い事であり歓迎できます。

それによりシステムが追い付かず、固まったりの不具合が発生する事があります。

出品中の商品写真が数枚勝手に削除されていたり、出品作業中に画面が動かなくなり最初からやり直しなどあります。

また、参加増加によりモラルの低い参加者も増加しているようです。

匿名ゆえの無礼な対応をしてくる人や絡んできて意味不明な中傷を書き込む輩がいます。

他には、ホントに買う気があるのか否かわからない行動を取り出品者への迷惑行為になる事例は頻発してます。

ヤフオクでの課題

ヤフオクは良くも悪くも無関心です。

トラブルが起きても当事者間で解決してくださいとメッセージが届き終わりです。

購入者の理不尽な評価が付けられ撤廃を申し出ても先ず対応してくれません。

この辺りはメルカリは時間が掛かる時もありますが対応してくれるので、真逆です。

支払いについて購入者がコンビニを指定し、その後音信不通になると商品は凍結されます。

一定期間、再出品もできませんし、お金も入りません。

また、納品されても購入者が納品連絡がないとお金が振り込まれません。

これも一定期間過ぎたら自動で入金されますが、その期間がメルカリに比べて長いです。

まとめ

転売ビジネスは参入するには垣根が低いので誰にでも始めやすいビジネスです。

その環境が整っているのが、最大のメリットでもあります。

ですが、それは大きなリスクとも言えます。

常にプラットフォームに依存したビジネスモデルですので、プラットフォームに左右される事は避けられません。

プラットフォームの指示に従わねばなりません。

プラットフォームの障害トラブルをモロに受けます。

防御策は、

プラットフォームに嫌われるような事はしない。

アカウントを第一に考える。

転売ビジネスで安定してきたら次を考え、リスクコントロールをしていく。

ではないでしょうか。

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