個人が起業するならフランチャイズビジネス!メリット、デメリット、注意点は?

飲食店経営

既成のビジネス参入は魅力

脱サラなりして起業を考えた時に0から初めるより既成のビジネスモデルに参入した方が、各段垣根が低いのは明らかです。

日本人は想像以上に保守的です。

個人で飲食店を開業すると興味は持って頂き、覗くまではしても入店に至る人は10%もいないのではないでしょうか。

これが誰もが知っている看板の大手飲食店ですと開業日はオープン前から長蛇の列ができるほどの繁盛です。

私は両方を体験したので、その違いの大きさに「個人での開業の厳しさ」を痛いほど感じました。

勿論、大手飲食店でも開業にその繁盛が続くとは限りません。

立地によっては1ヵ月もしたら厳しいものがあり、集客の為の外回りなどしたものです。

個人が飲食店を開業するという事は、0からのスタートになります。

その0も業種、立地、メニュー等々で大きく差があります。

立地が良くて人気ある商品の類似品であれば、反応率は高いですので1に近い0と言えます。

何事も同じかと思いますが、物事は0から1にするのが非常に大変ですよね。

1になれば、2,3,4と上がっていくのは0から1に比べスムーズです。

個人で新規開業するという事は、0からスタートであることをしっかり認識するがあります。

お客さんが来店し、常連客になって頂ける方が増えて安定経営ができるようになるまで耐えなくてはなりません。

試行錯誤を繰り返したマーケティング活動を続けなくてはなりません。

これは店運営とは別に時間を作り、労力なりお金を使う必要があります。

多くの飲食店がこの時点で力尽きてしまうので、廃業率が高いと言えます。

軌道に乗るのに3か月?、半年?、1年?・・・いやいや3年かかるかもしれません。

どこで見切るかも難しい判断です。

0から1にになる=軌道に乗せるとは大変な事です。

ですので、軌道に乗ってきた時は、忙しいですが喜びや達成感のような味わいを感じられます。

これは起業したからこそ味わえる体験だと思います。

0から1にするのを楽しみながら行うのも1つですが、「生活がある」「家族を養わないといけない」と言った方はロマンだけでは済みません。

恐らくロマンを奥さんに語っても「夢は寝て見て」と言われ撃沈するのはないでしょうか。

であれば、既に既成されたビジネスに参入するのも1つです。

それがフランチャイズビジネスです。

既成されているので、そのブランドが強みです。

その上、開業準備から開業後もフォローしてくれるところがほとんどです。

飲食店であれば、食材の仕入れ先探しに時間を費やしません。

場所も探してくれる会社もあります。

また、大きな固定費になる店舗を持たなくても良いビジネスもあります。

起業したいと考えた時に飲食業にこだわらなければ、選択肢も増えます。

今時、いろんな業種がありますので、先ずは研究してみると面白いですし参考になります。

いろんなフランチャイズがあるのだと驚きます。

但し、注意点としてそのシステムや加盟金等の費用は十分調べる必要があります。

よく耳にするのが、コンビニエンス経営ではないでしょうか。

加盟金も比較的低いので初めてみたが、会社員時代より労働時間が増える一方で手取りは減った。

その上、近くに競合店だけでなく同社の店舗を作られて売上激減。

「3店舗以上を経営しないと成功したと言えない」なんて話を聞きませんか?

フランチャイズビジネスは、本来は双方にとってWIN-WINであるべきです。

ですが、会社によっては単なる丸上げ状態であるようなところもありますので、注意が必要です。

フランチャイズビジネスのメリット、デメリット

フランチャイズへの参加には、メリットとデメリットがあり、それぞれをしっかり理解が大切です。理解していないで初めてから気づいたので大きな痛手を受けます。

メリット

既存のブランド力を活用できる

有名ブランドの看板を使えるため、開業直後から集客しやすいです。

顧客の信頼を得る時間を短縮できます。

サポート体制の充実

フランチャイザー(本部)から研修、マーケティング、運営ノウハウ、仕入れのサポートが提供されるため、未経験者でも参入しやすいです。

リスクの軽減

個人でゼロから事業を立ち上げる場合よりも、失敗のリスクが軽減されます。

本部が成功実績を持つビジネスモデルを提供しているためです。

コスト削減

共同仕入れや本部の規模経済を活用することで、商品や設備のコストが抑えられる場合があります。


デメリット

自由度の制限

運営方法や商品ラインナップなど、多くのルールが本部から指定されます。

独自のアイデアを展開しにくいです。

加盟金やロイヤリティが発生する

フランチャイズ契約では加盟金、保証金、さらに売上の一定割合をロイヤリティとして本部に支払う必要があります。

本部の影響を受ける

本部の経営が悪化した場合やスキャンダルが発生した場合、フランチャイズ全体のイメージダウンにつながるリスクがあります。

収益の限界

フランチャイジー(加盟店)の収益は契約内容や地域の需要に左右され、想定ほどの利益を得られないこともあります。


注意点

契約内容の詳細を確認

ロイヤリティの仕組み、契約解除の条件、競業避止義務(契約終了後に同業種を開業できない制限)など、契約の詳細をしっかり確認してください。

初期費用の透明性

加盟金、保証金、内装費、設備費などの初期投資が適正か確認し、全体のコストを把握することが重要です。

本部の信頼性をチェック

本部の経営状況や実績をリサーチし、成功している加盟店とトラブルがある加盟店の両方の事例を調べてください。

現場視察を行う

既存の加盟店を訪問し、現場の声を直接聞くことで、本部の説明との整合性を確認しましょう。

契約期間の長さと更新条件

契約期間が過度に長く設定されている場合、途中解約が困難なことがあります。更新条件も確認しておきましょう。

収益予測を冷静に判断

本部が提示する収益予測は理想的なシナリオの場合が多いです。独自にシミュレーションを行い、現実的な収支計画を立てることが必要です。


まとめ
フランチャイズは、事業未経験者や低リスクで開業したい方にとって魅力的な選択肢ですが、契約内容や本部の信頼性を慎重に見極める必要があります。

参加前に十分なリサーチと準備を行い、自身の目的や状況に合っているか見極める必要があります。

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