
購入希望者の誤解
この時期、購買意欲が増し各店舗繁盛しているところが多いですよね。
ネットでのフリマサイトでも同様です。
メルカリでは評価数が20以下の方も積極的に購入して頂けます。
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ありがたい事ですが、一部の購入希望者の方は「誤解しているかも」と感じる事があります。
メルカリは「値引きが当然!値下げ交渉しないと損!」
と考えられていませんか?
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確かにメルカリでは、値下げ交渉は頻繁に行われておりメルカリ文化とも言われています。
ただ、これはメルカリの慣習的な流れであり、メルカリから「積極的に交渉しましょう!」との働きはありません。
なぜなら、出品者の全員が値下げ交渉を好ましいと考えていないからです。
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実際にどれくらいの方が値引き交渉を嫌っているか正確な集計結果はありませんが、一説には半数以上との数値もあります。
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値引交渉はしない方が良いと言っている訳ではないので誤解しないでください。
出品者も多少価格を下げても売れる方が良いと考えるものですので、双方が合意するなら値引き交渉は良い手段と言えます。
とは言え、出品者の半数が嫌っている事を知って交渉するのと、知らずに当然だからと考えて交渉を持ち掛けるのでは購入希望者の対応も違ってきますよね。
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「出品者は偉いのか」とたまに突っかかってくる方がいますが、そんな事は言ってません。
どちらが偉いとかの話ではありませんから誤解しないでください。
互いにWIN-WINになるような交渉が望ましいと考えるだけです。
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知らずに場違いの金額を提示したり、嫌うような交渉コメントをして、出品者にスルーされたりブロックされたら購入希望者は購入できないし、気分も悪いものです。
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価格交渉を嫌う割合
具体的なデータは時期や調査によって異なりますが、以下の傾向が見られます。
- メルカリ利用者の約50〜60%が価格交渉に対して消極的、または嫌悪感を持つとのアンケート結果があります(SNSやメルカリ関連の調査から)。
- 5,000円以下の低価格帯の商品で特に交渉が多いと言われてますが、薄利になったりめんどくさいと思われます。
- 出品者の対応として
- 「即購入歓迎」「値引き不可」などの文言を説明欄に明記する出品者が増加。
- 一部の出品者はコメント機能をオフにして交渉そのものを防ぐ。
価格交渉を嫌う主な理由
- 手間とストレスが増える
- 値引き交渉が頻繁にあると、返信や調整に時間を取られ仕事や家事育児に支障。
- 交渉をスムーズに行いたいのに、間を開けられると余計時間が掛かりイラつく。
- 非常識な交渉(例: 大幅値下げや失礼な言い方)に対処するのが精神的に負担になる。
- 利益が減る
- 値引きに応じすぎると利益が圧迫される。
- 手数料や送料込みでの販売の為、値引き後だと薄利になる。
- 「冷やかし交渉」が多い
- 値引き交渉に応じた後、購入に至らないケースが多い(音信不通や返答なしなど)。
- 特に安価な商品で頻発し、交渉自体が無駄になる。
- 事前に適正価格を設定している
- 出品者は、商品の価値や相場を考えて価格を設定しているため、それを覆される交渉に不満を感じる。
- 購入者のマナー不足
- 無礼な態度や、一方的な要求をしてくる購入者に不快感を覚える。
出品者が嫌うコメント
購入希望者から最初に来るメッセージで、多くの出品者が嫌う文言があります。
「いくらまで値引きできますか?」
です。
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出品者側の意見としてですが、
非常に不愉快です。
忙しかったらスルーもしくはブロックします。
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要はこれって「後出しじゃんけん」ですよね。
提示した金額で購入してくれる訳ではないですよね。
出品者は「提示した金額で売りたいから出品している」が大前提です。
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ですが、「購入してくれるなら値引きしましょう」と考え方をしてます。
その値引き金額も一般的には5%~15%です。
この数値はメルカリが行っているバーゲン価格設定にもなってますので、事務局側が考える値引額とも言えます。
一般の消費者が値引と言われても幾らぐらいかわからないものですが、この程度と認識されるとよろしいかと思います。
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なぜ「いくらまで値引きできますか?」とコメントするのか?
恐らく
他の出品者と比較している
もし安ければ買う
試しにどれくらい値引してくれるか訊いてみたい
など・・・の意図したコメントと想像できます。
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ですが、出品者としては即買い前提でないと交渉は応じないと考えて欲しいです。
多くの出品者が仕事、家事育児をしながら出品しており、即購入されない交渉には1分、1秒も時間を使いたくないです。
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くどい様ですが、出品者が偉いとかそんな話ではないですから、誤解しないでくださいね。
互いに満足できる取引をする為に知っておいて欲しい事です。
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余談ですが、値引き文化は必ずしも購入希望者にとっても良い訳ではないです。
出品者もいろいろ考え対策します。
値引きが来ると思えば、出品時に値引額を上乗せして出品する人も多くいるでしょう。
それによりホントに売りたいと考えている出品者の意向が見えなくなります。
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メルカリは配送料込みの価格であるのも慣例です。
その分も上乗せされますから余計に本来の売りたい価格が見えずらくなってます。
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例えば、ヤフオクは最低価格と即決価格を設定できます。
送料は落札者側が払うのが慣例です。
ですので、出品者が最低幾らで売りたいかが一目瞭然です。
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ですので、商品によっては交渉もせずに購入しやすいのはヤフオクかもしれません。
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