蕎麦屋は大晦日が1番売れる
新宿ワシントンホテル内にあるそば太郎に大晦日に行きましたが、なんと休み!!
「えっ~」って感じです。
蕎麦屋が1年を通して一番売れるのが大晦日です。
ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)が1番売れるのがクリスマスイブのと同じです。
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大みそかは蕎麦アレルギーの人以外の日本人は「取り合えず蕎麦食べておくかぁ」と考えるものです。
ですので、普段はうどん派の人でそばを食べる動機になる日です。
そんな大晦日に営業していない蕎麦屋があるのは不思議です。
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ホテルなので、年末年始を過ごさせる宿泊客もいます。
すぐそばの都庁ではカウントダウンイベントもやってます。
夜通し営業してもポテンシャルはあるのではないでしょうか。
同じフロアーの大阪王将では12/31~1/3は特別価格で10%UPで営業してました。
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お店の事情があるのでしょうが、何かもったいない気がします。
大阪王将が10%UPで営業している4日間を休んで売上0ですからね。
それでも家賃の支払いは発生しているでしょう。
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飲食店に限らず経営者が先ず考えなくてはいけないのは固定費を抑える事です。
これは家庭でも同じではないでしょうか。
固定費は営業してもしなくても発生してしまいます。
その固定費の中で大きいのがレント代です。
家賃です。
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例えば、営業時間が昼11時~15時、夜17時~23時だとしたら計10時間しか売上を発生しません。
24時間の半分もありません。
勿論、仕込みや清掃で使用時間はありますが、その時間は1円も売上を生みません。
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レント代は非常に大きな負担です。
固定費が大きい事でリスクが高まりますので、飲食店経営が難しい要因と言われます。
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自宅の一部が店舗であったり、マンション経営をしながら1階部分で営業をする。
そのようにする事でコスト減や他の収入源を得る事ができる方は恵まれております。
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ランドオーナー(大家)さんとの取り決めがあるかと思いますので、自由には使えない事もあるかと思いますが、飲食営業以外での活用を考え、サイド収入を得る事でコスト減につながります。
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店舗スペースの有効活用
店舗のレンタルスペース(レント)を有効活用する方法を考えましょう。
店舗の規模や立地、目的に応じて最適な使用方法を考え出せるとサイド収入源を確保できますです。
例えば、
時間貸しスペースとして運営
- ポップアップショップ:ブランドや小規模ビジネスが短期間で商品を販売する場として提供。
- ワークショップスペース:ヨガクラス、料理教室、クラフト教室など多用途のイベントに利用。
- 会議室レンタル:ビジネス用途で利用できるよう設備を整える。
- 撮影スタジオ:写真撮影や動画制作のロケ地として提供。
シェアスペースとして活用
- 他のビジネスオーナーやフリーランサーにスペースをシェアして収益を上げる。
- コワーキングスペースとして利用者を募る。
イベント開催場所として提供
- 地域イベントや個人パーティー、展示会などの開催スペースとして利用。
地元のビジネスとコラボ
- 地元の農産物や特産品の販売促進の場として活用。
- アートギャラリーや地域アーティストの展示場にする。
オンラインビジネスとの融合
- 倉庫や発送作業場として利用:特にECビジネスのバックオフィスに適している。
- ライブコマースのスタジオとして活用。
サブリースや共同運営
- 長期的なサブリース契約で運営を他者に任せる。
- 業種が異なる事業者と共同運営を行い、相乗効果を狙う。
地域コミュニティ支援
- 地域住民が自由に使える場所として提供。
- 地域のイベントや交流会のためのスペースを提供。
季節限定のビジネス展開
- 例:夏にはかき氷屋、冬にはホットドリンクスタンドなど季節に応じたビジネスモデルを展開。
自社商品のテストマーケティング
- 新商品やサービスの市場反応を試す場として活用。
注意点
- 法的要件:用途変更が必要な場合があるので、建物用途や地域条例を確認する。
- マーケティング:ターゲット顧客を明確にし、SNSや地域広告を活用して認知度を上げる。
- 設備投資:スペースに必要な最低限の設備(電源、Wi-Fi、机椅子など)を整える。
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都心部ですと大きなスペースの確保は難しいですが、郊外や地方へ行くと「スペースはあるんだけど~」と言われる飲食店主さんがおります。
そのスペースの有効活用を飲食の視点から離れて考えてみると何かアイデアが生まれるかもしれません。
複数の収入源を得られる事は安定経営につながりますからね。
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