誰もが苦労している
飲食店開業は夢のある事業です。
成功して軌道に乗れれば、お客さんとのふれあい、自慢の料理提供、地域コミュニティーへの貢献などやりがいを感じる事は多々あります。
大企業のような多くの人や多額のお金を動かす事はありませんが、十分満足感のある仕事です。
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ただ、軌道に乗るまでは、すご~く大変です。
正直、皆が皆が軌道に乗れる訳ではない厳しい世界です。
開業3年後に半分も残っていないと言われてます。
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では、どんな試練があるのか?
人それぞれ違いはあるかと思いますが、
「全て最初から順調でした」と言われる方は希少かと思います。
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飲食店主が抱える課題5つ
飲食店のオーナーとして経営を軌道に乗せるまでには、いくつもの苦労や課題がありました。
代表的な5つを紹介します。
店舗の立地選びとコンセプト作り
- 課題
立地選びでは、「人通りが多い場所=成功する」わけではありません。ターゲット層に合った場所を選ぶために、徹底した市場調査が必要。
コンセプト作りも、競合との差別化や地域に合わせたメニューをどうするかに頭を悩ませます。
資金繰りと初期投資
- 課題
開業時の初期投資が予想以上に高く、設備費用や内装費、仕入れコストの管理に頭を悩ませる。 - さらに、オープン直後は売上が安定せず、キャッシュフローの管理が困難。飲食店は自転車操業と言われます。資金を常に循環させないと止まります。
スタッフの採用と育成
- 課題
求める人材を採用するのが想像以上に難しく、飲食業界未経験者には接客マナーや調理技術を一から教える必要がありました。 - また、スタッフ間のコミュニケーションやシフト管理も大変。
- そもそも数十年前から既に人手不足でしたが、それがますます深刻化してます。応募してくるのが外国人ばかりで採用に困る店舗も少なくありません。
集客とマーケティング
- 課題
オープン当初から期待したほどの集客ができず、どうやってお客様を呼び込むか悩みます。SNSや口コミの活用も最初は手探り状態で失敗の連続です。興味を持っても入店動機につなげるのが大変です。
毎日の体力・精神的な負担
- 課題
長時間の立ち仕事やトラブル対応に加え、経営に関する意思決定などで常に頭を使う日々が続き、体力的にも精神的にも大変です。
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これらの課題は、店舗経営が軌道に乗った後も続く事もあります。
例えば、人材確保は今後はより大きな課題になると予想されます。何とか今は確保していても学生は卒業します。外国人スタッフはアッサリ退職するケースも珍しくありません。
また、商圏は変わるものです。店舗の場所を変えられないので、その変化をモロに受けます。それに対応していく事は決して簡単な事ではありません。
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