飲食店にて外国人スタッフ採用でのメリット、デメリットそれに注意点は何でしょうか?

飲食店経営

適材適所での人材活用

飲食店にて多くの外国人スタッフの方を目にします。

日本語が余り理解できなとコミュニケーションで黒している光景を目にすることもあります。

ですが、先日大阪難波にて優秀な外国人スタッフがおりました。

最初に有名なラーメン屋に入ろうとしましたが、店内の券売機前で東南アジア風の団体客と日本人店員でトラブルが起きてました。

店外にいたので会話は聞こえませんが、券売機の使い方で何やらやり取りしてました。

その後方で並んでいた人たちは、食券を買えず1人、また1人と諦めて他へ行ってしまってました。

店内は空いており、券売機は2台あるのでもう1台を後方客が使えるように誘導すれば良いかと思いますが、その日本人店員さんは対応が必死で頭が回らなかったようです。

私も仕方なく、他の店舗を探しました。

数軒先に定食屋がありました。

中々の盛況ぶりでしたが、席が空いていたので食券を買いました。

その食券期は多国語対応になっており、中国語や英語に切り替えて購入されている人たちもいました。

その店舗のホールスタッフの外国人の方が素晴らしい接客でした。

日本人的な「おもてなし」ではありませんが、券売機の使い方に迷っている外国人には英語で話しかけ対応してました。

また、席を探している団体にも同じように英語で話しかえ対応してました。

話しかけられた外国人は言葉が通じる事で安心感が増すでしょう。

使い方がわからないから他の店舗へ行こうとする人たちを止められます。

「外国語が話せる」だけでも素晴らしいですが、自分でその顧客の問題点を理解して自分で判断し対応できることはもっと素晴らしいです。

機器類ですと通訳や一般的な問題点への対応できるでしょうが、レアケースへの対応となると止まってしまうでしょう。

ですが、人間ですと応用が効きます。

これはやはり人間だからできる事です。

将来的にはもっとAI が発達して更に便利になるかもしれませんが、まだまだAI ではふべんな事もあります。

大阪は兎に角外国人観光客が多いです。

なんば付近では明らかに半数以上、いや8割以上外国人韓国客のようにも思えます。

このような場所では、多国語できる外国人スタッフは頼りになります。

適材適所での配置が効果的な実例でしょう。

外国人スタッフ採用メリット

人材不足の解消

  • 労働力確保
    人手不足の飲食業界では、外国人アルバイトが重要な労働力となります。特に日本人が集まりにくい時間帯や業務でも働いてくれることがあります。

多言語対応

  • 外国人観光客への接客
    外国語が話せるスタッフは、海外からの観光客への接客に役立ちます。英語、中国語、韓国語などを話せるスタッフは大きな強みです。

多様性の促進

  • 文化の多様性
    外国人スタッフがいることで職場の文化が多様化し、他のスタッフに新しい視点や価値観をもたらします。国際的な雰囲気が店舗の魅力アップにつながることもあります。

コスト効率

  • 人件費の削減
    一部の外国人アルバイトは、高い給与を求めず、日本での経験やスキルアップを重視しているため、適正なコストで雇用できる場合があります。

イメージアップ

  • 国際色豊かな店舗の印象
    外国人スタッフの存在が店舗の国際的なイメージを高め、新しい客層を引きつける可能性があります。

外国人スタッフ採用デメリット

言語の壁

  • コミュニケーションの課題
    日本語のレベルが十分でない場合、接客やスタッフ間のコミュニケーションが難しくなることがあります。指示の伝達ミスも発生しやすいです。

文化的な違い

  • 接客スタイルの違い
    日本独自の接客マナーや働き方になじむまで時間がかかる場合があります。お辞儀や敬語の使い方などの違いに戸惑うこともあります。

法的リスク

  • 不法就労の可能性
    在留資格や労働条件を正確に確認しないと、不法就労につながり、雇用主が罰則を受けるリスクがあります。

教育コスト

  • 研修に時間がかかる
    言語や文化の違いを考慮しながらの教育は、日本人スタッフと比べて多くの時間や労力を要する場合があります。

離職率の高さ

  • 短期間の就労傾向
    留学生などの場合、学業やビザの期限により長期間働けないケースがあります。また、母国への帰国なども理由として挙げられます。

宗教や生活習慣の配慮が必要

  • 特定の条件対応
    食事や祈りの時間など、宗教的・文化的な配慮が必要になる場合があります。それが店舗運営に影響を与えることもあります。

採用での注意点

外国人を飲食店のアルバイトとして採用する際には、法的な要件や文化的な配慮を含むいくつかの重要な注意点があります。


法的要件の確認

  • 在留資格の確認
    外国人の採用には合法的な在留資格が必要です。「資格外活動許可」が必要な場合もあるため、パスポートや在留カードを確認し、働ける条件を確認してください。
    • 例: 留学生の場合、資格外活動許可が必要で、労働時間は週28時間以内が基本です。
  • 就労制限の確認
    在留カードに記載されている活動範囲を超えた労働は違法となりますので、業務内容が適合しているか確認してください。
  • マイナンバーの提出
    給与支払いや税金処理のために、マイナンバーが必要です。

コミュニケーション

  • 言語の壁への配慮
    日本語がどの程度話せるかを面接時に確認し、マニュアルや研修を分かりやすくする工夫をします。
    • 簡単な日本語や英語でマニュアルを作成する。
    • ポイントを視覚的に伝える(イラストや動画を活用)。
  • 文化の違いを尊重
    国によって接客マナーや働き方の価値観が異なります。業務開始前に日本の接客文化を丁寧に教えます。

労働条件の整備

  • 勤務時間の柔軟性
    外国人労働者は学業や宗教的な行事などで特定の時間に働けない場合があります。事前に希望のシフトを確認し、柔軟に対応します。
  • 公正な契約書の提供
    労働条件通知書を日本語と必要に応じて英語や母国語で用意します。

宗教や文化的背景への配慮

  • 食事や宗教的習慣
    イスラム教徒の場合はハラール食品を求めることがあり、祈りの時間を確保する必要があります。
  • 服装規定
    宗教的な理由で服装や髪型に制限がある場合があります。それを許容できるか確認します。

周囲との連携

  • 日本人スタッフへの説明
    外国人スタッフを受け入れる環境を整えるため、他のスタッフに文化や言語の違いについて説明し、相互理解を促します。
  • チームワークの強化
    チームでの仕事に慣れていない場合もあるため、他のスタッフと協力しやすい雰囲気を作ります。

法的リスクへの対応

  • 不法就労防止
    採用時に必要な書類の確認を怠ると、雇用主も罰則を受ける可能性があります。確認は徹底してください。
  • 労働基準法の遵守
    外国人も日本の労働基準法に基づいて保護されます。最低賃金や休憩時間、時間外労働についても正確に遵守しましょう。

サポート体制の整備

  • トラブル対応
    言語や文化の違いから誤解が生じる可能性があります。相談しやすい環境を整備し、定期的にコミュニケーションを取ります。
  • キャリア支援
    長期的に働きたい場合や、日本の文化に馴染みたい場合にはサポートが有益です。

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