
副業をすべきか
副業をするか迷っている?と言う声を多く聞きます。
迷っているというのは、ある意味MUSTではないのでそこまで必要性がないとも考えられます。
されど、本当は必要だと思うけど・・・と考えるから悩んでしまうとも言えます。
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では、実際にどれくらいの人が副業をしているのでしょうか?
副業を継続的に行っている人の割合は、調査によって異なりますが、一般的には約6%から8%とされるデーターがあります。
例えば、独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査では、仕事をしている人のうち副業をしている人の割合は6.0%とされています。
一方、dodaの2023年の調査では、8.4%の人が副業をしていると報告されています。
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この数値を意外と少ないから「副業やらない~」と考えるか、「ではチャンス」と考えうかは人それぞれかと思います。
今後副業をする必要はあるのか
結論から言うと、「副業の必要性は今後さらに高まる」 可能性が高いと言えます。
その理由は、以下の3つに集約されます。
物価上昇と賃金の伸び悩み
・日本の実質賃金は長年ほぼ横ばい
・物価高が進み、生活費の負担が増加
→ 本業の収入だけでは生活が厳しくなる可能性が高い
年金や社会保障制度の不安
・少子高齢化が進み、年金制度の維持が難しくなる
・将来の年金額の減少が懸念される
→ 老後資金の確保のために、副業で収入を増やす必要がある
雇用の流動化と終身雇用の崩壊
・企業の業績悪化により、リストラや早期退職の増加
・「転職が当たり前」の時代へ移行
→ 会社に頼らず、自分で稼ぐ力が求められる
副業は「選択肢」ではなく「リスクヘッジ」になりつつあると言えます。
企業側は副業を奨励するか
副業を奨励する企業が増えている傾向にあります。
企業が副業を認める背景には、次の3つの理由があります。
社員のスキルアップを期待
・副業で新しいスキルを習得し、本業にも活かせる
・社外の経験を積むことで、社員の成長を促進
人材確保のための魅力向上
・「副業OK」を打ち出すことで、優秀な人材を引きつける
・特にIT企業やスタートアップでは、スキルの高い人材の流動性を確保する目的も
企業リスクの分散
・副業を認めることで、社員の経済的な安定を確保し、退職リスクを低減
・副業が収益源になることで、本業の業績悪化時の影響を抑える
「副業=個人の自由」ではなく、「企業にとってもメリットがある」ために推奨されていると考えられます。
副業をしようとする人の考え
「副業をしなくてはいけない」と義務的なものと「将来へ向けてのスキルアップ」と言った前向きな考えがあります。
必要に迫られている(生活防衛型)
◆ 生活費を補うため
・本業の収入だけでは足りない(物価高・賃金の伸び悩み)
・家族のために収入を増やす必要がある
◆借金やローンの返済
・住宅ローンや奨学金の負担が大きい
・急な出費に備えるため
◆本業の将来が不安
・リストラや倒産のリスクを感じている
・年金だけでは老後が厳しいと考えている
このタイプの人は、短期間で収益化しやすい副業(せどり、代行業、スキル販売など)を求める傾向があります。
将来のために準備(ステップアップ型)
◆収入の柱を増やしたい
・収入源を分散し、本業に依存しない生活を目指す
・本業では得られない収入や経験を得たい
◆スキルアップしたい
・副業を通じてスキルを磨き、本業にも活かしたい
・将来的に独立・起業を考えている
◆好きなことを仕事にしたい
・本業とは別に、やりたいことに挑戦したい
・自分の得意な分野を活かしたい
このタイプの人は、長期的に育てる副業(ブログ、YouTube、投資、コンサル業など)を選ぶ傾向があります。
副業を考える背景
・終身雇用の崩壊、年金不安 → 「会社に頼れない」
・物価上昇や税負担増加 → 「収入を増やさなければ生活が厳しい」
・インターネットの普及 → 「個人でも稼げるチャンスが増えた」
副業の必要性を感じていない
一方で、副業を必要と感じていない人もいます。
そのような人の考えは下記のようなものです。
◆本業の収入で生活ができている
→ 収入に大きな不満がないため、急いで副業を始める理由がない。
◆リスクを過大に感じている
→ 「副業を始めたら本業に影響が出るのでは?」
→ 「失敗したら時間やお金が無駄になるのでは?」
◆時間や労力を割くほどのメリットを感じていない
→ 「副業で月2〜3万円稼いでも、それほど生活は変わらない」
→ 「趣味や休息の時間を削ってまでやる価値があるのか?」
◆副業の選択肢が多すぎて決められない
→ 「せどり・ブログ・投資・動画編集…何が自分に合っているのかわからない」
→ 「どれを選んでも稼げる保証がない」
どう考え、どう行動する?
🔹 副業の目的を明確にする
・「将来の不安を減らすために、月3万円でも増えたら安心」
・「趣味を収益化して楽しみながら稼ぎたい」
・「いざというとき本業がダメになっても困らないようにしたい」
🔹 まずは小さく始める
・最初から大きく稼ごうとせず、週1〜2時間の副業からスタートする
・「楽しめるもの」や「得意なこと」に関連した副業を選ぶ
🔹 副業の成功事例を知る
・「副業で人生が変わった人」の話を聞くと、モチベーションが高まる
・実際にやってみた人のリアルな体験談を知る
🔹 期間を決めてチャレンジする
・「3か月だけ試しにやってみる」と決めると、ハードルが下がる
・結果が出なくても、得た経験が本業や他の挑戦に活かせる
「副業を始めるか迷っている」ということは、現時点では副業の必要性を強く感じていない証拠です。しかし、「いざ始めるべき時が来たときに、準備ができていないと遅い」 ことも事実。迷っているなら、まずは小さく試してみるのも選択の一つです。
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副業を行うことは単にお金だけが目的ではなく、スキル向上や人脈作りとなり自己啓発につながるとの考え方もあります。
気づかなかった自分の能力、仕事にも生かせるスキルアップ、会社では知り会えない人との交流などで人生を豊かにする機会になるかもしれません。

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