
成長に必要な要素
何かの指導を受ける際に何が一番大事でしょうか?
それは「素直さ」です。
素直な人が吸収が早く伸びますが、下手なプライドやこだわりを持っていると吸収が悪くなります。
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「素直さ=成長の近道」なのに、知ったかぶりをすることで大切な学びの機会を自ら失ってしまいます。しかも、それだけでなく人間関係も悪くなるというのが問題です。
特に対面の学びは、「経験の裏側」にある暗黙知を吸収できるのが強み。
ネットや本では得られない、リアルなコツや細かいニュアンスを教えてもらえるのに、素直じゃないとそれが伝わらなくなります。
知ったかぶりをしてしまう人は、「本当の実力者ほど、素直に学び続けている」ということを理解すると変わるかもしれませんね。
例えば、プロの世界でも、成功者ほど初心者のように学ぶ姿勢を持っているもの。逆に、成長が止まるのは「もう知ってる」と思った瞬間です。
学びの本質は「素直さ」から。
プライドより、吸収することを優先する人が、結局一番伸びるのではないでしょうか。
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素直でない人をどう教育する
「素直でない人材」の教育、本当にやりづらいですよね。
せっかく教えているのに、「分かってます」的な態度を取られると、それ以上話す気がなくなるのもよく分かります。
こういう人材の特徴
- 経験が浅いのに自信がある(勘違い)
→ 少し経験すると「もう理解した」と思い込む。 - プライドが高い
→ 間違いを指摘されると素直に認められない。 - 上から目線の相槌
→ 「そうなんですよね」と言うけど、本当に分かってるわけではない。
対応策
「知識の差」を実感させる
こういうタイプは、自分がまだまだ知らないことがあると気づかせないと変わらない。
具体的には、
✅ 「これ知ってる?」と質問する(本人が答えられない内容を選ぶ)
例:「この業界では〇〇って言葉よく使うけど、知ってる?」
✅ 専門的な話に持ち込む
例:「この方法、実は3つのやり方があるんだけど、全部説明できる?」
→ 「え、そんなのあるんですか?」と気づかせる。
「相手に説明させる」
「分かってます」と言うなら、「じゃあ、簡単に説明してみて」と振るのが効果的。
✅ 「どうやるのがベスト?」と聞く
✅ 「じゃあ、実際にやってみて」と行動させる
→ できなかったら、「やっぱりまだ実践が必要だね」と教える余地を作れる。
「学ぶ姿勢の大切さ」を伝える
本人に「素直さが成長のカギ」という意識を持たせるのも大事。
✅ 「自分も昔、先輩にこう言われて成長できた」など経験談を話す
✅ 「本当にできる人ほど学ぶ姿勢がある」と伝える
例:「一流の人ほど素直に学び続ける。〇〇さんもそうなれたらいいね。」
「教えたくないなら無理に教えない」
こういう人は、一度「放置」してみるのもアリ。
✅ 困ったときに質問してくるまで待つ
✅ 「じゃあ好きにやってみたら?」と突き放す
→ 失敗すると、自分から教えを求めてくることが多い。
結論
💡 「知識の差を実感させる」「実際にやらせる」「学ぶ姿勢を意識させる」「放置して気づかせる」
この4つのアプローチを使い分けると、少しはやりやすくなるかもしれません。
とはいえ、全員が素直に変わるわけじゃないので、無理に相手をしすぎず、「育つやつだけ育てればいい」ぐらいのスタンスになるものです。
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素直に受講しなかったり、真剣に取り組まなかった輩の中には
「お金を払ったのに教えてくれなった」
「教え方が下手」
「詐欺のようなところだ」
なんて言うものです。
一定数いるのは仕方ないと割切るしかありません。

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