アルバイトでも社会保険に加入できるの?勤務先によっては社会保険に加入できない!

副業雑談

社会保険とは何

目指す職業(俳優、ミュージシャン、声優・・・)や取り組んでいる副業を本業にして生活できるようになるまでは多くの人がアルバイトで生活を維持しますよね。

学生の内は親の保険で対応してもらえましたが、卒業後はそう言う訳にはいきません。

そこで社会保険と言ったものが重要ですが、アルバイト先によっては社会保険に加入できない職場もあります。

それを知らず全て自分で行うのは負担が大きいです。

社会保険とは?

社会保険は、病気やケガ、老後の生活、失業、介護などに備えるための公的な保険制度です。

主に以下の5つがあります。

  1. 健康保険(医療保険) → 病気・ケガの治療費を一部負担
  2. 厚生年金保険 → 老後の年金を受け取るための制度
  3. 雇用保険 → 失業時に給付金を受けられる
  4. 労災保険 → 仕事中のケガ・病気に対する補償
  5. 介護保険 → 40歳以上が対象、介護サービスを受けるため

アルバイトの場合でも会社が社会保険に加入していれば、健康保険+厚生年金に加入することになります。


個人で入る場合の費用(目安)

もし会社で社会保険に加入せず、個人で国民健康保険と国民年金に入る場合、費用は次のようになります。

  1. 国民健康保険(医療保険)
    • 月額:5,000円~50,000円以上(所得により変動)
    • 所得が低い場合は軽減措置あり
    • 住んでいる市区町村によって保険料が異なる
  2. 国民年金(基礎年金)
    • 月額:16,980円(2024年度)
    • 20歳以上60歳未満は原則加入義務あり
    • 所得が少ない場合、免除・猶予制度あり

合計すると、個人で社会保険(国民健康保険+国民年金)に加入すると月2万円~数万円程度になります。


会社の社会保険 vs 個人の負担の違い

会社の社会保険 → 会社が保険料の半分を負担してくれるので、個人の負担が軽くなる。
個人で加入(国民健康保険+国民年金)全額自己負担のため、負担が大きい。


結論

  • 会社の社会保険に入れるなら入る方が圧倒的に有利(費用が安く、年金も手厚い)
  • 個人で入る場合、国民健康保険+国民年金で月2万~数万円程度の負担がかかる
  • 住んでいる地域や収入によって、国民健康保険の金額が大きく変わるので要確認

社会保険に加入できる仕事を探すのも、長期的には得策かもしれません。

社会保険の加入義務のない職場もある

アルバイトでも週20時間以上働く場合、一定の条件を満たせば社会保険の加入義務が発生します。

ただし、個人店や中小企業では適用外になるケースもあります。

社会保険の加入義務が発生する条件

  1. 会社の規模による違い
    • 従業員101人以上の会社(2022年10月~適用)
    • 従業員51人以上の会社(2024年10月~適用予定)
    • 従業員50人以下の会社 → 加入義務なし(ただし、会社が任意適用している場合は加入)
  2. 労働条件
    • 週20時間以上の勤務
    • 月額賃金8.8万円以上(交通費含まず)
    • 2ヶ月以上の雇用見込み
    • 学生ではない

個人店や中小企業で社会保険がない理由

  • 従業員が50人以下の場合、社会保険の強制適用事業所ではないため、会社側が加入していないことがある。
  • そもそも法人化していない個人店(個人事業主)であれば、社会保険(厚生年金・健康保険)に加入する義務がない。
    • その場合、アルバイトは国民年金・国民健康保険に個人で加入することになる。

社会保険未加入が嫌なら

  • 社会保険のある職場へ転職を検討する

「従業員51人以上の企業」なら、週20時間以上で社会保険加入できる条件になります。

「50人以下の中小企業や個人店」では加入義務がないため、未加入のまま働くケースがあるということです。

個人店で働くより規模の大きな法人で働く利点の1つです。

個人店主からすれば、人材確保の課題の1つと言えます。

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