
夫婦喧嘩はどこでもある
夫婦喧嘩はどこの家庭でもあるものですよね。
40年連れ添ってきた70代夫婦の結婚そして離婚について話を伺いました。
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夫婦間の揉め事や悩み事は人それぞれで育った環境の違うのですから当然ですし、大きく影響しますよね。互いに相手を尊重し合うことが大切なのは間違いありません。
そして「お金があれば大抵のことは解決するのでは?」という視点はどうでしょう?
経済的な余裕があれば、多くのストレスやトラブルは回避できるでしょう。ただ、お金だけでは解決できない問題もあります。例えば、価値観の違い、愛情のすれ違い、健康問題などは、お金があっても難しいことがあるでしょう。
離婚しようと考えた事はないか
離婚しようと考えた事はないですか?
なぜ離婚しなかったのですか?
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結婚40年以上の夫婦に聞くと、「離婚を考えたことはある」と答える人は多いです。でも実際に離婚しなかった理由も、それぞれ深いものがありますね。
①「勢いで決めるものじゃない」と思ったから
一時的な感情で離婚すると後悔するかもしれないと考え、冷静になった。
②「結局、他の人と結婚しても同じ問題が出る」と気づいた
最初は相手のせいだと思っても、自分の性格や考え方のクセも影響していることに気づき、乗り越えようとした。
③「子どものために踏みとどまった」
子どもがいる場合、成長に影響を与えたくないという理由で踏みとどまった人も多い。ただし、これは「我慢」ではなく、「家族としての責任を考えた」ケースが多い。
④「離婚しても幸せになれるとは限らない」と思った
一時的な不満で別れても、その後の生活がもっと大変になるかもしれないと考え、続ける道を選んだ。
⑤「やっぱり相手の良さを知っているから」
喧嘩しても、「でも、この人はこういうところが良い」 と思えるから。完璧な人はいないと分かっている。
長年連れ添った夫婦は、「離婚しなかった」のではなく、「関係を修復する努力を続けた」んですよね。
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昭和世代と平成世代の離婚への考え相違
昭和世代と平成世代では、結婚や離婚に対する考え方に違いがあると感じる人は多いです。
時代背景が違うので当然です。
結婚に対する考え方の違い
昭和世代
- 「結婚は人生の当たり前のステップ」
- 「家族や親戚のつながりを大切にする」
- 「夫は仕事、妻は家庭」という価値観が根強かった
平成世代
- 「結婚は選択肢の一つ」
- 「個人の幸せや自由を重視」
- 「共働きが当たり前で、役割分担も柔軟」
昭和世代は「結婚して家庭を持つのが普通」と考えがちですが、平成世代は「結婚しなくても幸せになれる」と考える人が増えています。
離婚に対する考え方の違い
昭和世代
- 「一度結婚したら簡単に離婚しない」
- 「我慢も夫婦のうち」
- 「世間体を気にする」
平成世代
- 「合わなかったら離婚もアリ」
- 「我慢するより、新しい人生を選ぶ」
- 「世間体よりも自分の幸せを優先」
昭和世代は「夫婦は忍耐」と考えがちですが、平成世代は「無理して続けるより、幸せな道を選ぶべき」と思う人が多いですね。
どちらが正しいの?
どちらの考え方も一理ありますよね。
- 昭和世代の「忍耐」 があるからこそ、長く続く夫婦関係が築ける
- 平成世代の「自由な選択」 があるからこそ、無理して苦しまずに済む
結局のところ、大事なのは 「互いの人生において結婚生活とは何なのか?」 という価値観のすり合わせではないでしょうか。
無理に答えを求める必要がないのかもしれません。
なんだかんだ考えてしまいますが、結局のところ今の生活が居心地が良いのかもしれません。勿論、納得できなこともあるでしょうが。
夫婦喧嘩したときの対処法は?
結婚40年以上の夫婦に聞くと、喧嘩したときの対処法は大きく分けて
「冷静になる」「距離をとる」「ユーモアで和らげる」「話し合う」 の4つが多いです。
①冷静になる(感情的にならない)
長く一緒にいると、喧嘩のパターンが似てくるので、「今言い返しても悪化するだけ」と分かる そうです。一旦飲み込んで、時間を置くのが大事。
②距離をとる(冷却期間を作る)
無理に話し合わず、少し距離を置くことでお互い冷静になる。特に、感情的になりやすい人は 「すぐに解決しようとしない」 ことが大切。
③ユーモアで和らげる(流れを変える)
長年連れ添った夫婦は、喧嘩の途中で「このやりとり、いつも同じだな」と気づくことが多いそうです。そんなときに 「急にふざける」「変な顔をする」「思い出話をする」 などして、険悪な空気を変えるのもアリ。
④話し合う(原因を解決する)
喧嘩の原因がはっきりしているなら、時間を置いてから 「お互い何が嫌だったか」 を冷静に話す。特に、生活習慣やお金の使い方など、繰り返し起こる問題は 「じゃあどうする?」と具体策を決めること が大切。
長年連れ添った夫婦に共通しているのは、「どんなに喧嘩しても、最終的に離れない選択をする」 ことですかね。

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