飲食店開業する際、妥協してはいけない物件探し

飲食店経営

開業時に妥協すると致命傷になる

飲食店開業する時にやる事がたくさんあります。

その中で妥協していてはいけない事がいくつかあります。

その1つが物件探しです。

非常に探すのは難しいですが、妥協してしまうと後々まで引きづるからです。

店舗開業するとその場所から1mmも動けません。

結果として

「もし失敗したと気づき結論付けても、再プランの改善変更できない」

と言ったビジネスを行う上で致命傷になります。

事業推進するのに仮設を立て検証していくのが王道です。

検証結果によっては、再度仮説を立てプラン練り実践し検証する。

この繰り返しにて磨き上げて行くのがセオリーです。

ですが、物件選びを間違えるとそれができません。

結果、しつこいですが致命傷になります。

そしてその損失は個人であればかなりの負担になり、多くの方は再チャレンジするにしても数年はかかるでしょう。

他の事であれば失敗できる

これが物件でなければ失敗しながら成功へ導ける事もあります。

例えば食材、食器、スタッフの入替などは実践して検証結果で変更ができます。

また、店内の模様替えもできます。

本格的にやるなら業者を入れる事になるのでそれ相応に費用は発生しますが、できない事はありません。

もっと言えば業態を変える事もできます。

◆ラーメン屋さんから定食屋さんへ

◆物販店から珈琲ショップへ

◆テイクアウト専門店から飲食店へ

など・・・

もしくはスペースがあれば併用もできるかもしれません。

勿論、投資費用や技術は必要です。

店舗開業は実際にやってみないとわからない事ばかりです。

多くのケースが予想を外しているものです。

現に大手コンビニエンスストアやチェーン店でも開業してみたら外したなんて事はザラにありますよね。

しばらくして通りかかってみたら閉店していたなんてよくある話です。

大手企業は事前にお金と労力を使い念入りに調査し資料を作成し会議して決めているものです。

それでも失敗します。

個人が予想を外すなどは何も不思議ではありません。

そもそも優良物件は出回らない

飲食物件探しは非常に大変です。

物件探しをしていた時期は休みの日は1日使い気になる駅に降りて不動産屋さんを回ったものです。

不動産屋さんによっては店舗物件を扱っていないところも多くある事を知りました。

他にネットでの物件紹介業者のサイト10社に登録してました。

コロナ騒動の前でしたから、本当に物件が見つかりませんでした。

1年以上探してました。

◆個人には契約しない

◆初期に支払う金額が高額

◆駅から遠く集客が難しい

◆居ぬきで痛みがひどい状態

◆家賃が高い

など・・・でした。

これは後から知り会った不動産屋さんに聞いた話ですが、そもそも店頭に優良物件はないとの事でした。

先ずは本当に良い物件はまだ店舗運営されていても、大手企業の担当者が物件オーナーに挨拶しており空きになったらすぐに入居できるようになっているそうです。

一般的に有料物件が閉店すると店主から申告あれば、不動産屋さんは知り合いや付き合いのある企業等に借りるか打診するそうです。

そこで決まればオーナーも空き期間がないので安心ですからね。

それでも決まらない時は更に個人的な付き合いのある人や事前に依頼を受けている人に打診する。

でも決まらない物件だけが、店頭やネット上に出る仕組みだそうです。

なので、一般の個人が先ず優良な物件に出会える事は先ずないのです。

親戚や友人等のコネがない限り、結局誰も借り手が見つからない物件から選ぶしかないのです。

開業してわかった事

1年以上探していると開業できるか不安になってきます。

そうなると妥協できる点はないか探してしまいます。

私は都内で都心まで近い物件に決めて契約しました。

正直全く知らいない街でしたが、通りの前に人気あるスーパーがあり平日でも人の往来が多くありました。

小さな駅ですが、駅から3分以内でした。

周辺にマクドナルド、スターバックス、ユニクロがあると良いと言われます。

それはこれらの企業は出店前に担当部署が念入りに調査しているからです。

勿論、これらの企業も外しますが。

私が契約した物件近くにこれらの1社はありました。

居ぬきでしたが、改善すれば客席18席ぐらいは作れそうでした。

家賃20万円でしたので平均的な金額でした。

では、開業して何が予想外であったのか?

◆人通りはあるが、目的はスーパーへの買い物や駅利用

◆都心部に近いが、事業所が少なく住宅街

◆電車で数駅先に大きな駅があり、地元で外食する人が少ない

◆商店街大きく伝統のお祭りは混み合うが、普段は閑散としている

などです。

家主が昔飲食店を営業していた頃は、「休む暇もなく閉店後は疲れ果てていた」と話してくれましたが、それは昔の話でした。

人通りがあるからと簡単には入店してもらえない事を学びました。

では、失敗と結論づけて次へと行かないのが飲食店開業の厳しい現実です。

借金して開業して、閉店するのにもお金が掛かりますし、無地閉店できても借金は残ります。

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