アルバイト採用できず閉店の危機。スタッフ全員が外国人だけの店ってあり?

飲食店経営

アルバイトを採用しても集まらず閉店の危機

今や人件費は高騰している一方、働き手は減少傾向です。

年寄りなら応募はあるけどできれば若い年齢層を採用したいと考えるものです。

仕方なく、外国人を多く採用している会社や店舗は増えているようです。

外国人は働ける時間の縛り、言葉の問題、文化の違いの問題があり採用側は正直大変です。

ですが、人がいないと商売にならないと採用を始め今や半分以上、もしくは時間帯によっては100%外国人しかいない店舗も見かけます。

日本文化や習慣を理解し実践できれば何も問題ないですが、なかなかそうはいかないようです。

とは言え、猫の手もかりたいのだから仕方ないでしょう~

外国人はダメと言っていたら閉店するよ~

と言った話は切実な問題となってます。

採用時給は高騰が続く

東京都の場合、令和5年10月1日から最低時給は1,113円となりました。

全国で最低時給は岩手県の893円です。

全国加重平均額は1,004円です。

40代、50代の人たちが高校性の頃は500円台だったと思います。

20年前ぐらいでもまだ700円台だったので、高騰の勢いを実感します。

月給支給の会社員の収入は中々増えませんが、時給は上がっているのが今の実情でしょうか。

飲食系会社の調査によると

東京都の飲食店平均時給は1,270円(前年比 +45円)

東京都の飲食店平均月給は290,228円(前年比 +8,375円)

だそうです。

決して悪くはないと思いますが、東京でも都市部と郊外では開きがあります。

新宿や渋谷ですと時給1,200円は低いように映るでしょう。

1,500円前後のアルバイトは多々ありますし、1,800円~2,000円も珍しくありません。

勿論、これは水商売や風俗とかではありません。

この時給を個人店で払うのは結構負担ではないでしょうか。

個人店が時給で他の求人に勝負するのは厳しいように思えます。

時給以外で求人を増やせる魅力はあるか

アルバイトをする側の視点で考えると、収入の時給以外で重要視するのは、スケジュールの融通性や働く環境環境、仕事の内容等はないでしょうか。

スケジュールの融通性とは、好きなタイミングで働いたり休んだりできる事です。

このニーズはよくわかりますが、対応するにはそれ相応の人数と管理側の負担があります。

多い日もあれば少ない日もあっては安定しませんので、余剰人員を確保しなくてはいけません。

結果的に余分な人件費が発生する可能性もあります。

また、スケジュール作成や1度決まったスケジュール調整は結構な負担です。

働く環境はとても重要視されます。

最近は労働環境への世間的にも注目されていますので、ブラックな環境であると一発アウトでしょう。

求人過多の状況ですので、そもそも悪環境とわかればあっさり辞められてしまいます。

とは言え、飲食店はキツイや忙しいが普通のような職場ですから定着率を上げるには雇用側の努力は必要です。

飲食業は分かり易い仕事ですからトレーニングマニュアルやシステムをしっかり作り、適切なトレーニングができれば仕事への抵抗は低いかと思います。

如何にそこから魅力を感じさせるかは雇用側の努力が必要です。

単に割切った職場と考える人は定着しません。

何か嫌な事があれば簡単に辞めてしまうものです。

これは例え時給が高くても言えます。

高い時給を支給できる大手企業が人を採用し易いですが、環境への努力がない為に恐ろしいほど高い離職率を出している職場もあります。

外人スタッフだけの「かつや」

新宿の「かつや」に月に数回通ってましたが、日を追うごとに外国人スタッフの割合が増えているように思えます。

時折本部スタッフらしき日本人を見かけますが、今や全員外国人の日が多いようです。

どの時間も外国人しかいないのかはわかりませんが、私が行く昼時は方ごとの日本語が飛び交ってます。

とりあえず、注文が聞けて会計ができる人が接客してます。

「かつや」のオペレーションはマニュアルとシステムができ上がっているようでアルバイトでも問題なくできるようです。

顧客の90%は男性で単に食事が目的で訪問しているようなので、注文を聞いてもらい食事ができて会計がスムーズにできれば問題ないのでしょう。

それ以上のニーズがないのでしょう。

ですが、盛付は汚く掲示してある写真とは全く違う商品が出てきたり、肉がピンクで生ではないかと心配になる事もあります。

そして先日は商品が15分以上待ちましたが、提供されず食事できませんでした。

限られた時間しかないので待てずに食事せず出ましたが、謝罪の言葉もありません。

接客が1名、調理が1名の2名体制でした。

店内には6名前後の顧客がおりました。

私の注文前に2名の方が待ってました。

私の後に2名の方が入店され注文されました。

何故か後から来た1名の方の注文が1分もせずに提供され、その後前の方2名へ提供されてました。

次は私かと思ったら、後の方へ提供されました。

それでも待ちましたが何も言ってこないので、「商品が来ないので帰ります」と接客のスタッフに伝えましたが、無言でした。

厨房の方から「〇〇〇の方、もう少しお待ちください~」のような方ごとの日本語で叫んでましたが、何と言っているのか聞き取れませんでした。

私の事かと思いますが、厨房スタッフは歩いて2~3秒の私のところへ来ることはありませんでした。

恐らくこの状況が日本人であれば全く違う対応をしたでしょう。

注文商品によって前後するのも仕方ないと思いますが、サービスとしては問題外です。

この外国人スタッフにしてみればこんな事は自国では問題ないのかもしれません。

ですが、ここは日本です。

注文ミスかもしれません。

調理ミスかもしれません。

誰でもミスはありますが、ミスした時の対応が全くできてません。

「かつや」の経営者はこんな店舗運営で良いと考えているのでしょうか?

人とがいないから仕方ないと開き直っているのでしょうか?

企業ブランドを捨てますよね。

この外国人スタッフには怒りを通り過ぎて呆れるだけでした。

どちらかと言うとこんな営業をしている店長や経営者はこの状況をどう考えているのか不思議になりました。

身体を張って飲食業に従事していた立場で言わせてもらえればとても考えられません

こんな接客でファンはできないと思いますし、とんかつ好きの私ですがリピート意欲は失せます。

この先この店がどうなるかわかりませんが、恐らく店舗で働く外国人も「かつや」のファンではないでしょう。

働く環境が悪化したり、他にもっと良い職場があればあっさり辞めて移るでしょう。

そんな人材育成や経営しかしていない会社なんでしょう。

外国人を採用する課題

外国人を採用するのはホントに難しいです。

私も人がいなく採用しお金や労力を投じますが、あっさり辞めて行かれました。

自分らの主張は100%以上しますが、こちらの話は50%も聞きません。

日本人のように店舗状況を汲み取ってくれたりはしません。

勿論、単に外国人だから皆上手く行かないとは言いません。

例えば、私の経験では

スリランカ人はよくコミュニケーションを取り頑張ってくれました。

ブータンの青年は店舗に溶け込み働いてくれました。

逆に日本人だから皆良いと言う訳ではありませんが、理解してくれ易いのは確かでした。

ただ、同じ日本人だと根本的なところで通ずるものがあるのだと感じました。

それを外国人に求めるのは無理があると思います。

生まれ育った環境や元来ある日本人の気質のようなものは伝えるのは難しいものです。

外国人を雇うので合えば、外国人としてその人の良いところを注視して上手く活用すべきでしょう。

日本人を採用するように考えると期待してしまう分、上手く行かないのかもしれません。

例えばタイ料理店で調理をしてもらう為に「美味しい料理を作ってもらえれば良い」とだけ思えばそれ以上の期待をしないので気が楽です。

その上で働き方は事前に書面で約束事を交わせば良いでしょう。

接客スタッフなら最低やって欲しい事を指導して、働き方を同じく書面で事前に約束すれば後で揉める事はないでしょう。

先ずは働いてもらう。

3ヵ月、6か月と続けば次のステップを考えましょう。

継続できるかが最初の課題ですから焦らず見守るしかありません。

日本人でも同じですが、先ずは軌道に乗せる事が大事です。

高い時給さえ払っておけば続くだろうと考える経営スタッフもいますが、雇用はそんな簡単なものではありません。

人は常に感情があります。

意思疎通できる雇用環境を作り上げないと続かないのは日本人でも外国人でも同じでしょう。

ただ、外国人とはバックボーンが違うので難易度が高いと言えます。

求人し採用は外国人の方がハードルが低いと思いきや継続して働いてもらう職場環境づくりは、日本人より難易度が高いと認識する必要があるのではないでしょうか。

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