個人にはリスクが高い商売
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飲食店開業は飲食業で働いている方なら1度は考えるのではないでしょうか。
また、難しい資格もなく起業しやすいイメージもあり他業種の方でも参入障壁はないように思えますよね。
確かに頑張れば開業できると思います。
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この「頑張る」は必要です。
正直開業するまでは、やる事が多くあり大変です。
多くの方が開業するのが初めての事だと思いますので、知らない事だらけなので、その都度調べたりするので時間も費やすものです。
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ですが、それだけ大変な思いをして開業してもリスクが大きいのが飲食店開業です。
開業前には多くの時間と労力を費やし、開業後も降りかかる問題に奮闘し、廃業後も負債を抱えるとリスのフルコースです。
そうなんですよね。
飲食業開業は「失敗」した後もその負債を背負わなくてはなりません。
「失敗した。再チャレンジだぁ!」とは直ぐにできないリスクを抱えます。
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勿論、リスクがあるからにはその反面のチャンスもあります。
開業に人気店になり事業拡大へつなげる方もいるでしょう。
しかし、それは稀なケースです。
マスコミやSMS等で華やかに紹介されているのは「希少なケース」です。
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多くの方が地道に常連さんを増やして数年後に「ようやく安定してきたかなぁ」と思える商売です。
個人には大きいリスクとは
1、物件が変更できない
2,廃業後に残る負債
があります。
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物件が変更できないリスク
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物件はリアルな商売を行う上で大きなリスクです。
当然と言えば当然ですが、「この場所は失敗だった」と思ってもどうにもできません。
物件は借りるのに大金がかかります。
退去するのにもお金がかかります。
居ぬきで借りたけどスケルトンにして欲しいと言われたら大きな金額になります。
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店内のイメチェンしようと考え内装工事となると規模にもよりますが、大工さんへの費用は数十万円では済まないでしょう。
1度借りて内装を作り上げたらそこから修正が簡単にできない商売です。
商売を行う上でなかなか修正できないのはリスクでしかありません。
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そもそも物件探しが大変です。
個人で開業できる良い物件は早々ありません。
と言うか、知り合いや友人等の紹介でない限り良い案件は先ず見つからないと考えても良いぐらいです。
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本当に良い物件はまだ開業中でも企業の店舗開発部が目を付けてランドオーナーに空いたらすぐ連絡してもらえるように根回しをしているそうです。
そこまででもない物件でも退去の申請があれば不動産屋さんが個別にアプローチをして入居者を探し、それでも見つからない物件が公に募集される流れです。
ですので、募集されている物件は売れ残り物件しかないと考える方が自然です。
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物件を見つける時点で既に企業らの飲食店より女権が悪いと言えます。
誰もが良いと思わない物件で商売をするのですからリスク高いと思いませんか?
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ただ、ランドオーナーの立場としてはこれは当然なんでしょう。
空きの物件は収入が途切れますので出したくないですよね。
それに契約時に個人だと融資審査等でお金を払うまでに時間もかかりますが、企業ですとそんな事ないですからね。
信用力は低いのは個人では仕方ない事です。
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廃業後に残る負債
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飲食店開業するのにどこからも借りないで行う方は少ないかと思います。
個人が開業するのに金融公庫や信金から融資を受けるのが一般的です。
もちろん自分でも出資金を数年に渡り貯めているかと思います。
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居ぬきでも都内で20席程度の客席を設けるスペースの物件を借りるとなると初期投資に1,000万円はかかるでしょう。
いろんなケースがあるので一概には言えませんが、居ぬき状態でほとんど内装工事を入れないとか、自分で内装工事を行うなどすれば数百万円は下がるでしょうが、それでも500万円~600万円以上は準備する必要はあるでしょう。
そこから開業し日々の仕入れやランニングコストが発生します。
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売上不振で閉店廃業しようと決めた時に残金がいくらあるでしょう。
材料仕入れ費用や物件明け渡し費用を払った後です。
プラスマイナス0円でしたらハッピーと言えるでしょう。
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コロナの影響でこの機に廃業しリタイヤを考えたオーナーさんでしたらプラスの残金があるかもしれません。
が、多くの方は金融公庫や信金から借りた借入金の負債をか抱えているのではないでしょうか。
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その金額は数十万円の方から1,000万円を超えている方もいるかもしれません。
余りにも高額の方は自己破産も考えるでしょうが、500万円程度なら返済するしかないと思うものです。
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そして廃業して直ぐに何か別の事業で稼げる訳ではないので、どこかに勤めるものでしょう。
月々の給料から借入金を返済するとなると数年かかります。
金額によっては10年以上かかる方もいるかもしれません。
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これは大きなリスクと言えます。
単に借金を返済するだけなら未だしも、これが原因で家族中が悪くなる事も考えられます。
再チャレンジなどとても考えられないでしょう。
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チャレンジを繰り返すには
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元来事業は失敗の方が多いものと言われます。
現在は起業家として成功されている方も多くの失敗を来る返したと話されます。
成功している今でも新規での事業は成功より失敗の方が多いと笑いながら話されます。
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笑って話されるのは傷口が小さいからです。
個人には大きすぎる傷口です。
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飲食店開業はそれだけリスクが大きい事業と言えます。
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新規事業や新しい取り組みをすることは素晴らしく良い事だと思います。
但し、条件として「小さく初める」ことだと言われます。
小さければ修正も容易にできます。
失敗と判断し止めて次の新たなチャレンジもできます。
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このロジックに沿った事業を行うことがベストだと思います。
よく聞きますのよね。
「成功したければ多くの失敗をすることだ」と。
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