副業ブームの中で参加しやすい転売せどり
副業ブームが盛んなになる中、やはり始めやすいのは転売、せどりではないでしょうか。
最初に自宅にある不良品をメルカリやヤフオクに出品してみたら
「想像以上に早く売れた」
「出品が簡単だった」
「思っていた以上の金額で売れた」
「自宅で好きな時間にできるので、外へ働きに出るより良いかも」
など・・・声を聞きますよね。
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メルカリの登録者数も増え続ける一方です。
最新情報は発表されてませんが、2022年時点で4,800万人と右肩上がりです。
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転売せどりが一つの収入源とした専業や副業の大きな柱としての生活スタイルとなっている方も増えているのでしょう。
そんな中で、生活の収入源として考えて行くには変化に対応して対策を打っていく必要があるのは必須です。
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失礼な言い方かもしれませんが、生業としていない俗に言われる素人出品が増加しているのは誰もが感じるところではないでしょうか。
どのような現象が起きているのか?
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購入希望者が増加する事は望ましいのですが、出品者が増えるという事はライバルが増える事になります。
これにより
1、仕入れ市場が混乱
2、供給過多になり価格が下がる
などが見られます。
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仕入れ店舗の動向に注意
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転売せどりをする上で仕入先になるのがリサイクルショップやフリマサイトも含めたネットサイトになります。
前者が実際に足を運び品を探し購入する店舗仕入
後者は電脳せどり
他にも店舗だけでなく、卸の倉庫や古物市場などで購入する方法もあります。
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ここで注意が注意が必要なのが、受け入れる店舗側の反応です。
仕入れる側にすれば大量に購入するのだから店舗側にはメリットしかないでしょう。
と考えます。
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ですが、店側とすれば考えは少し違うようです。
「転売ヤー」、「せどらー」と言われる人に良品を買い占められると一般客が買えなくなり困ると話す店舗スタッフの方もおられます。
ましてや一部のモラルの低い転売ヤーは売り場を我が物顔のように占拠して他の客を威嚇さえする輩もいます。
都内の店舗に関西弁を話す10数人の集団が大きなトラベルケースを持参しショーケース前を占拠する光景を見た事は何度もあります。
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また、中には店員にジャンク品を出してくれとか、まだ検品前の商品を見せて欲しいと無理な注文をしてくる輩もいるそうで店員も困惑しているそうです。
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そのような行動に店側も注意喚起してます。
ショーケースのあちらこちらに「転売目的の購入禁止」など貼られているお店もあります。
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今後、モラルの低い行動が目立つと出禁や購入数の制限などのルールが起きる心配もあります。
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新規参加者への間違えた情報
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ネット仕入も盛んです。
住んでいる地域や時間が余りない人には効率的な仕入れ方法かと思います。
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ネット仕入は状態を手に取ってみれない分リスクはあります。
また、出品者が購入側の気になる点を把握していると良いのですが、素人の方だとなかなか難しくて当然です。
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ネット仕入を行う上で注意が必要なのは、個人が個人から自分の為に購入するのは何も問題ありませんが、営利目的で中古品を購入するのであれば古物商の申請が必要です。
また、古物商では商品台帳の記載が義務とされてます。
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転売を生業としていれば、自身が商品管理をするのに商品台帳を付けているのは当然かと思います。
ですので台帳としての役割はありますが、その記載において仕入元の情報が必要です。
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コンサルタントや塾の中にはネット仕入を賞賛しているところも多いのですが、その際に素人出品が狙い目と教授しているところがあります。
素人出品者の中には相場価格を知らずにメチャクチャ安価で出品している人がいるからです。
その逆もありますが。
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大きな利幅を狙えるので魅力あるのはわかりますが、ここで注意が必要なのはその素人出品者の方の情報が開示されているかです。
最近は匿名発送が主流になってます。
そうなるとどこの誰かわかりません。
フリマサイト上のアカウント名だけでは台帳に記載できません。
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ここはグレーと言うかアウトと言われても仕方ないところです。
違反とみなされると罰則もありますので絶対に守る必要があります。
相手情報が不明の出品者からの購入は原則すべきではありません。
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マスクやチケット問題で世間は正直転売ヤ―に良いイメージを持っていない印象ありますからね。
何か問題になった際にコンサルタントに教えてもらったからと言っても同情的な声が集まるかはわかりません。
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まだフリマサイトの中には偽物等への対応が緩かったりしているところもまだありますが、今後社会問題になれば厳しくなるのは必然です。
知らずに盗品や偽物を仕入してしまった時に台帳が役に立ちますが、匿名記載ですと用を成しませんからね。
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商品価格の低下傾向
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不用品を店舗へ持ち込み売ってみて「これだけかよ」と余りにも安価な買取金額に驚嘆した経験は誰もがあるかと思います。
テレビでこんな高値で売れるとは「思わなかった!」と嬉しい声が映像で流れてますが、「ホント?」と疑る心境になるもんです。
ジュース1本買えない金額ですからね(笑)
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先日古着をセカストへ持ち込みました。
昼飯代ぐらい出れば良いかなぁぐらいで行きましたが。。。。。
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なんとブランド品も含め12品ありましたが、合計28円でした。
破けたりしてませんでしたが、こんなものかと笑うしかありません。
ガソリン代の方が高く付きました。
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であればめんどくさいけど自分でフリマ出品しようとなりますよね。
今はメルカリで簡単に出品できますからね。
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ですが、これが相場下げている原因の1つかと思います。
ある有名ブランドのシャツが2年前なら5,000円~7,000円で売れてました。
2,000円ぐらいで仕入できれば利益が2,000円~3,000円は出ました。
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ところがここ1年ぐらいは3,000円~4,000円で売れればラッキーな状態ぐらい暴落してます。
状態や写真に左右されるところもありますが、半値ですからね。
恐ろしいです。
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YouTube等で海外で仕入されている方が
「この商品は日本では7,000円~10,000円で売れますから1枚2,000円なら大変お得です。まとめて買いましょう。」
なんてコメントされてますが、「いつの話だよ~」と思います。
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フリマサイト側は手数料で儲けてます。
メルカリから届く情報は「とにかく値下げさせよう」としてきますよね。
素人出品の方はよくわからないだろうし、売れれば良いと考えるでしょうから言われるがままに値下げするでしょう。
これにより更に価格が下がります。
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継続して収益を得るにはどうする
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では、どうするか?
対策を常に検討し、仮説を立て検証していくしかありません。
簡単に始められる転売せどりでありますが、対策は簡単ではありません。
万人に共通するものではないので、これが絶対とも言えません。
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対策の1つは希少な商品や高価な商品を探して販売する事です。
市場の原理に従えば、供給小もしくは需要大の商品が売れるとなります。
既に流通が少ないブランドや希少なブランドや商品は価格が上がる傾向にあるのは当然です。
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他の考え方として得られた収益を貯めて他のビジネス挑戦するも一つでしょう。
コンサルタント業を始める方もこのような市場を危惧していると思います。
自分の習得できた知識や経験が使える内に稼いでおこうと考えるのは自然ですからね。
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せどりは商売の原則ですからこれが無くなる事は先ずないでしょう。
八百屋さんが市場で買ってきて店先で売るのも同じ原理ですからね。
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ただ、形が変わってくる事は充分考えられます。
八百屋さんが店先ではなく、ネット販売をするようになると同じです。
その変化を意識し対応していかないと稼げなくなるでしょう。
難しいのは今はスピードが早いですからね。
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簡単に始められるせどり転売ですが、継続して利益を出し続けられるのは難しいと言えます。
そんな事はよく理解している人たちがコンサルタントや塾を開業して収入源を増やしているのだと考えられます。
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