値上げ対策は必要
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世間では物価高の話が話題になっていますが、転売せどりはどうでしょうか?
結論として生業で行っている方は早めに対策を検討する必要があるかと思います。
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理由はシンプルです。
商品仕入れが上昇しております。
特に海外からの商品は、物価高に加え円安も大きく影響しています。
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また、配送費用も高騰しておりますが、今後も値上げ傾向にあります。
一般的な習慣としてヤフオクは購入者が配送料を負担しますが、メルカリは出品者が負担になります。
配送料の値上げはメルカリではモロに影響します。
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海外からの仕入れが値上げ
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国内でハードオフ、セカンドストリート、カメラのキタムラなどのリサイクルショップであれば国内にて買取し販売しているので為替の影響はないでしょう。
一方、家電量販店やディスカウントショップにて海外からの買い付けになれば否応なしに為替の影響は受けていると思います。
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輸入での仕入と言えば有名どころでは中国輸入や古着があります。
この辺りも影響を回避するのは難しいのではないでしょうか。
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古着の場合ですと輸入と言えばアメリカや欧州、タイや韓国と言ったアジアがあります。
タイヤバングラデシュなどの商品も欧米から一旦集まった商品の中から選別しているようです。
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アメリカ買付の古着は人気がありますが、昨今の円安は20年経験のあるバイヤーから言わせると過去一番しんどい仕入になっているそうです。
卸価格が小売り価格になってしまうぐらいです。
これでは、仕入れ業者として機能できませんし、小売り業者も買付できません。
希少な商品のみを選別しての買い付けになります。
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配送料金の値上げは必須
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以前から話題になっている配送業過の2024年問題。
「2024年4月からトラックドライバーの時間外労働の960時間上限規制と改正改善基準告示が適用され、労働時間が短くなることで輸送能力が不足」
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「2024年問題に対して何も対策を行わなかった場合には、営業用トラックの輸送能力が2024年には14.2%さらに2030年には34.1%不足する可能性があると試算しています。」
~全日本トラック協会HPより抜粋~
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この状況を打破するには労働環境改善し、ドライバーの成り手を増やすしかありません。
その為に思いつくのは待遇改善、つまり収入UPとなるでしょう。
となると必然的に配送料は値上げとなるのは無理もない話です。
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一方、郵便局は10月からの値上げを発表してます。
30年ぶりに大幅値上げです。
25グラム以下の定形郵便が現在の84円から110円。
はがきも63円から85円。
実に30%UPです!!
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今回はゆうパック・ゆうパケット・ゆうメールは対象になってませんが、いつ値上げになっても不思議ではないのではないでしょうか。
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対策はあるか
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対策としては出品価格帯を上げるしかないでしょう。
転売せどりを生業や副業としてではなく、自宅の不用品を処分したいと考えている人にとっては多少の収益が減るけど仕方ないと捉えるかもしれません。
ですが業としている人にとっては「仕方ないかぁ~」では終わらせられませんよね。
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最近の副業ブームの影響か転売せどりを始める方が増えております。
メルカリでも言葉悪いですが素人出品が増えております。
これにより商品によっては相場価格が急落しているものもあります。
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一昨年であれば、5,000円~7,000円前後の商品が今は3,000円で売れないものもあります。
仕入れ価格は高騰し、配送料も値上げしている。
が、相場は下降しているでは商売として成り立ちません。
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その環境下で対策は素人出品数が増加されないような希少性や高価な商品での価格帯で勝負するしかないようです。
薄利多売の手法もありますが、これは個人で行うものではありません。
体力が持ちません。
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今扱っている商品が高価格で勝負できるか。
検討し必要あれば別の商品を扱うとか、商品を入れ替える必要があります。
新規参入者は増えていますが、儲からなければ撤退するでしょう。
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副業を初めようか考えたが実際に行動に移す方は10~20%と言われてます。
実際に行動した10~20%の中で1年以上継続できる方は半分いないと思います。
それは想像以上に活動量が大変である割には儲からないのが一番の理由かと思います。
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常に変化する時代で対策を必要であり、早めに動けるかが大事です。
商品を入れ替えるとなると数か月かかります。
簡単には稼げないという事でしょうか。
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