Amazon転売にはリスク&デメリットがある
Amazon転売は何と言っても天下のAmazon王国とでも言えるような巨大なマーケットが大きな魅力です。
何か欲しいいもの、必要なものがあればネットで簡単に注文し翌日に届く便利が生活の一部の人たちも少なくないのではないですか。
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Amazon商品はAmazon本体が商品を買付倉庫に保管し、注文に応じて発送していると思われている方も少なくないです。
しかし、Amazon本体以外に個人業者や法人が出品しAmazonは成り立っています。
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FBA (フルフィルメント by Amazon)を使えば出品者はAmazon倉庫へ送ってしまえば後はAmazonが発送から返品対応までしてくれます。
そのパッケージはAmazonとなっているので本体と誤認してしまうのは無理はないです。
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Amazonは高い手数料で十分儲け商売になっている。
出品者側は宣伝費用を使わなくてもAmazonが対応してくれるので楽だし売上が立ちます。
一見、WINーWINのようであるが、「ん~」である。
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それは皆さん中々話したがらないけどデメリットやデメリットやリスクが結構大きいからです。
であれば、なぜ受け入れないといけないのか?
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それは単純明快です。
Amazonの膨大なマーケットで商売ができるからです。
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その為にはAmazonのルールや指示が絶対である。
簡単に言えば、「Amazon国で商売したいならAmazon国のルールに従って下さい。嫌なら商売できません。」と言われているようなものです。
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正直仕方ないところです。
これだけのマーケットはとても個人では作れないし、法人でも難しいでしょう。
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で、問題はそのルールが公平であり、話を聞いてもらえるなら良いのであるが、そうでもないところである。
確かに大きなマーケットを運営しているので、個々の都合を聞いている余裕も時間もないのだと思うが、出品者側の負担が大きいのは事実。
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私は日本国内と北米Amazon(Amazon、Com )を利用させてもらってますが、仕方ないのですがどちらも理不尽と思う事はあります。
「Amazonは出品者でなく購入者が絶対である原理原則」の為、出品者側が負担を被る事が多いスタイルになってます。
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具体的なデメリットやリスクは、
●お客都合でも返品を簡単に受け付ける。
●Amazonの一方的な主張が通る
●同業者との不毛な価格競争
などがあります。
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お客都合でも返品を簡単に受け付け
Amazonは新品商品を開封や使用したもので返品受付を受け付けます。
それは購入者の勝手な理由であってもです。
他社で安いものがあった、イメージと違う、外箱が痛んでいた、納品が遅い、説明書と違う・・・・
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顧客の主張が正しい事もあるでしょうが、やはり理不尽に思える事は多々あります。
実際に使用した形跡のある商品が普通に戻ってきます。
その商品は状態が問題なければ再販売できますが、箱が破損しているだけで出品者が引き取る羽目にななります。
勿論、1円もお金は払われません。
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アメリカでは平気で試したものでも返品に応じるのだと最初は驚きました。
これを日本へ返品するか破棄するか判断をとなるが当然日本へ返品するのに更に配送料金もかかる。
実際それでも返品にして現物を見ると使用した形跡があるものが多いです。
ほとんどが箱が破損しており、新品としては販売できません。
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日本Amazonでは驚きの事がありました。
中古DVDセットを販売した時の事です。
顧客都合で返品となり戻ってきた商品を見て愕然としました。
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外箱のみで中身のDVDが全て抜かれてました。
これは普通に考えて返品ではなく盗難ですよね。
当然Amazonで補填なり、購入者へ追及してくれるものと思い連絡しましたが「Amazonに補填する義務はない」との回答で終了です。
FBAを使用しての販売でしたので購入者の身元は出品者には全くわかりません。
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正直どうしようもなく、数万円の損失が発生しました。
酷い話だと思いませんか。
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Amazonの一方的な主張が通る
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Amazon倉庫へ商品を送付すれば後は全てAmazonが対応してくれるのがFBAです。
手数料は4,900円/月とプラス(「販売手数料」「配送手数料」「在庫保管手数料」等)です。
決して安くありません。
計算は面倒なので料金シミュレーションを使うと楽です。
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巨大マーケットで商売させてもらうので仕方ないと割り切るしかありません。
が、割切りたくないものもあります。
先ほど記載盗難もそうですが、意外と多いのがAmazon倉庫内での破損です。
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スタッフが誤って落下等したのだと思いますが、破損したので買い取るとの連絡が届きます。
人が行っている事なので仕方ないと思いますが、意外と多いです。
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出品者は商品を原価で仕入します。
それにAmazonへの配送料やAmazon手数料、そして利益分を加算して販売しますよね。
破損して販売できなければ手数料は払いませんが、配送料は損失であり利益も得られません。
これだけでも打撃です。
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ですが補てんしてもらえるなら仕方ないかと諦めたいのですが、その補填金額がAmazonの一方的な言い値になります。
これが通ってしまいます。
当初商品購入時の領収書の提出をすれば良いのかと思ってましたが、そのような提出は求められません。
一歩的です。
で、その金額は正直安いです。
ですので商品仕入価格がマイナスになります。
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アメリカAmazonですと商品リストと実際の商品の誤差が発生する事も珍しくありません。
その場合は商品購入履歴を提出を求められますが、結局のところどこまで補てんしてくれているのかわかりません。
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権利ついて厳しいのもAmazonです。
有名ブランドは承認申請が必要です。
申請しないと出品できませんが、親戚なく出品したものが後から指摘され販売できない事もあります。
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申請方法はメーカーから受けるのが正道でしょうが、先ず個人では難しいのは想像が付きますよね。
他の方法としては問屋から納品書を受け取る方法です。
そのためには最低数の購入が必要です。
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私も日本で問屋から商品を購入し納品書を受け取りAmazonへ提出し承認された経験があります。
問屋から20個以上の同メーカーの商品を購入したかと思いますが、全て利益の出ない商品です。
まぁ経費として捉えて行いました。
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時間、労力、費用を費やして承認を得られる事で販売が有利なる事は間違えないです。
ただ、そのメーカーの仕入が安定して利益確保できるのが前提ではないでしょうか。
私の場合は商品を安定して仕入できませんでしたので、余り魅力がありませんでした。
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●同業者との不毛な価格競争
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Amazonは出品画面を見るとわかりますが、複数の出品者がいます。
勿論Amazon本体もあれば本体が出品していない商品も多数あります。
複数の出品者は購入者に買ってもらえるように何をするかです。
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中古品であれば写真を載せたりして状態の良さや付属品の多さをアピールします。
新品ですとそうはいきません。
では、どうするか?
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価格の値下げを行います。
これがある意味「不毛な価格競争」です。
確かに購入者には良い事であり、Amazonにしても良い事でしょう。
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出品者にとって売れる事は良い事ですが、値下げ競争が激化すると薄利どころか赤字になります。
「売りたい」と考えからの事ですが、なぜ売り急ぐのか?
FBAですと保管料が発生するからです。
売れるまで待とうと考えて置いとけば保管料が発生しますから売れ難い商品は損切を考え、多少の赤字でも販売します。
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それは「仕方ない」で終われば良いのですが、それに追随する出品者が続発する事があります。
そうなると価格崩壊が起きます。
販売価格が半値以下になる事もあります。
変なものでそのまま現価格水準を維持しているとAmazonから価格が高すぎると警告が来ます。
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●対策
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商売を行う上で必然的なロスは発生するものです。
スーパーの弁当やお惣菜が夕方になると割引販売してますよね。
あれは正しくロスです。
幾らかでも回収するために割引しての販売ですよね。
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Amazonでもロス発生を前提に利用する必要があります。
そのロスを全体の何%が許容範囲か意識しておく必要があります。
なかなかコントロールが難しい事ですが、先ずは意識するだけでも次へのステップになります。
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割合的なところもあり一概には判断できませんは「取り扱い数を増やして分母を上げていく事」は1つの戦略です。
また、返品や破損等の問題あるジャンルの商品を減らしたり、扱わないのも1つです。
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物販の1つ戦略ですが、大きくなることでロス割合は吸収していきます。
逆を変えれば小さくやりたいならAmazonのプラットは使わない方が良いのではないでしょうか。
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