元飲食店オーナーが体感した飲食店開業の魅力と可能性

飲食店経営

自己実現できる職業

飲食店開業は資格や経験の垣根が低く、誰もが挑戦し易い事業です。

ましてや飲食業界で働いている人にとっては「いつかは自分の店を持ちたい」と1度は考えるものではないでしょうか。

ただ、

確かに多額の資金が必要です。

やる事も開業前も開業後も多々あります。

その上、廃業のリスクは非常に高い事業でもあります。

では、何が魅力でしょうか?

私は大きく3つありました。

先ずは勤め人で現場の責任者、いわゆる店長やマネジャーと言った立場にいても何か決めるのに上司の承認が必要なものです。これが非常にウザいですよね(笑)

まだ人間関係の良好な上司なら良いですが、そうでない人もいるものです。その場合は非常に面倒でありストレスしかありません。

それが自分で開業すれば自分の采配で何事も決められるのですから自由です。

もちろん。自己責任が伴いますが。

次にいろんな人とのも出会いやコミュニケーションがあります

お客さんもいろんな方が来店されました。

商店の店主、デザイナー、ギターリスト、主婦の方、菓子職人、会社役員、大学教授、芸能人など・・・様々な人と会話する機会がありました。

いろんな話が聞けて人生を豊かにしてくれます。

飲食店は不思議な空間です。

名前もバックボーンも知らないお客さんが、身の上話や業界の話など寛がられて話をされます。

最後に自己実現の場となります。

自分が用意した店と言った空間への評価。

更に自分が作った料理への評価。

もちろん中には厳しい意見もありますが、「美味しい」の一言は自分への評価であり格別です

建前だけの方もいるでしょう。

そういう方はリピートされませので、それは本音だと理解します。

リピーターの方が増える事は自分への評価であり、非常にやりがいを感じます。

このような評価される事は勤め人では味わえません。

会社内での評価は良くも悪くも忖度あり、人間関係もありますからね。

売上が上がったり、下がったりは1店舗レベルでの要因では顕著に現れないものです。

評価に使われる数値も見せ方で大きく変わるものです。

会社の組織内では「真の自分への評価」はわかり難いものです。

それで良しと考えるか、真の評価を試したいと考えるかは人それぞれかと思います。

一般的に個人が飲食店を開業する魅力をまとめてみました。

以下がその代表的な魅力です。

自己表現とクリエイティビティ

飲食店は、料理や内装、サービスのスタイルを通じて、オーナーの個性やビジョンを反映させることができます。

特にコンセプトやメニュー作りは、オーナーのアイデアを形にする創造的なプロセスです。

地域社会への貢献

地域の人々に新しい食体験を提供し、コミュニティの一部として親しまれる店舗を作ることができます。

飲食店は地元経済を活性化し、雇用を生み出す役割も果たします。

地元愛のある方であれば、始めたいと考える事業でしょう。

人とつながる機会

お客様との直接的なコミュニケーションや関係構築ができることも、個人経営の飲食店ならではの魅力です。

常連客とのつながりは勿論ですが、同級生や昔の職場の人たちなどが集える場所になります。

社会人になると忙しく会える機会は減りますが、お店があれば都合の良い時に訪問できます。

柔軟性と自由度

自分のペースで運営ができ、営業時間やメニュー構成、マーケティング戦略などを自分の判断で柔軟に決められます。

経営方針や店舗方針は自由度が高いのも魅力の一つです。

成功時の大きな達成感

競争の激しい業界ではありますが、成功すれば自分の努力が直接反映されるため、大きな達成感があります。

また、口コミやSNSで話題になり、多くの人々に愛される店を作ることができれば、それがさらに自信と喜びをもたらします。

利益の可能性

成功すれば、収益性が高くなる可能性もあります。

コンセプトがしっかりしていて、運営がうまくいくと、固定客が増え、リピーターの獲得により安定した収益を生み出せるでしょう。

スケールアップのチャンス

一店舗の成功を基盤に、将来的にはチェーン展開やフランチャイズ化も視野に入れることができます。これにより、さらなる成長とビジネスの拡大が可能です。

確かに個人での飲食店開業は正直「非常に困難」です。

中途半端な考えや行動力ではとてもできないと思います。

ですが、成功した際のリターンと自己実現の喜びは非常に大きいです。

1店舗のみを長年営業される方もいますし、多店舗展開やフランチャイズ化、はたまた権利を売って別のビジネスをされている方もいます。

やりがいのある仕事です。

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